「盛れる」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

盛れる(もれる)

「盛れる」とは、「若者がスマートフォンで自分や景色などの写真をとり、アプリなどを使って実物よりもより美しくすること」です。本来「盛れる」とは物を容器に積み上げるという意味で使われていますが、若者言葉で少し使い方が変わってきています。この記事では「盛れる」の使い方や、どんな時に使うのか、意味や例文を紹介していきます。

盛れるの意味とは

「盛れる」の意味は、「若者がスマートフォンで自分や景色などの写真をとり、アプリなどを使って実物よりもより美しくすること」という意味で使われています。近年ではスマートフォンで自分の写真や人の様子、風景などをTwitterやInstagramなどのSNSにアップロードするのが多くの若い人達の間で当たり前になっています。写真を撮る際に技術がなくても、写真が撮れる時の手ブレの修正だったり、肌の色や目の大きさなど、簡単に好みのものに変えることのできる加工アプリが頻繁に使用されています。その様な写真が加工アプリを使って上手く取れた時に出てくる流行り言葉です。加工アプリは様々なものが増えており、実物とは全く違った写真が撮れてしまうことを「加工詐欺」とも呼びます。出会い系アプリなどマッチングアプリで知り合う前の「加工詐欺」の顔写真が実物の本人と思ってしまい、実際に会った時には全然違って「加工詐欺」と言われることも増えています。

盛れるの由来

「盛れる」の由来は、元々がギャルの流行り言葉として使われていたのが由来です。ただ写真を撮る際に使う「盛れる」といった意味ではなく「髪を盛り上げる」という意味で使われていました。
(1)2009年女子中高生ケータイ流行語大賞 年間大賞「盛る・盛れる」
(2)2009年ギャル流行語大賞5位「盛り」
(3)2010年ギャル流行語大賞10位「盛る」
当時は髪を盛り上げてボリュームを出すことが流行っていて、髪をセットする際に「盛る」「盛れる」といったニュアンスで使われていました。後に顔のメイクの出来が良い時やプリクラの写真を撮った際に
「メイクで顔が盛れる」や「プリクラで写真が盛れてる」といった意味で使われるようになりました。現在では髪のボリュームを出すセットアップよりもスマホの写真と撮る時に多く使われています。

盛れるの文章・例文

例文1.友達の女の子がSNSに挙げている本人の写真は実物よりもちょっとキレイ。盛れるアプリでも使ってるのかな。
例文2.出会い系アプリで知り合った人の顔写真がちょっと美人すぎるなー。盛れるアプリで加工してる気がする。
例文3.「盛れるメイク方法」と人気の女優がアップロードしている動画が女子高生の話題に挙がっている。
例文4.「このコスメ超盛れる」と人気の化粧品。人気のモデルが紹介してることもあってか飛ぶように売れてる。
例文5.写真では盛れるだけでなく、動画で盛れるアプリが出てきてSNSに挙がっている。
「盛れる」の例文です。写真だけでなくメイクや動画など盛れるアプリが様々あってか、色々なもので盛れるものが出て生きている例文です。

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盛れるの会話例

• 

  いとこの女の子、女子高生なんだけどさ。スマホで自分の写真いっぱい撮ってるよ。
• 

  最近では自分の写真をネットにアップするのが当たり前だからね。
• 

  SNSにその女の子も自分の写真をアップロードしてるんだよ。でも雰囲気が違って、全員別の人みたいに見えるんだけど。
• 

  スマホのアプリで加工した盛れる写真を使うのが当たり前だからね。もう本人と全然写真を使うのも普通だよ。

女子高生が自分の加工した写真をアップしていることを話している会話です。

盛れるの類義語

「盛れる」の類義語には、「水増し」「ごまかす」「見栄えを良くする」などがあります。

盛れるの対義語

「盛れる」の対義語には、「素のまま」「ありのまま」「そのまま」などがあります。

盛れるまとめ

「盛れる」という言葉は時代によってもニュアンスが違った意味で使わています。インターネットでの文化が発展した現在では、リアルの世界よりもSNSなどのアカウントの写真などが大事な人が増えてきました。テレワークやリモートなどによる仕事の体制からも、今後、写真を盛れる技術は若い人たちの間でもっと流行していきそうです。