厚顔無恥(こうがんむち)

「厚顔無恥」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、「厚顔無恥」の正しい使い方、意味はご存知でしょうか。日常生活やビジネスのシーン等で使われることが多く、無礼で世間知らずなイメージがある言葉です。今回はこの四字熟語「厚顔無恥」について解説します。

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厚顔無恥の意味とは

「厚顔無恥」とは字のことく、厚かましくて恥知らずな様子を表しています。この熟語は「厚顔」と「無恥」から成り立っていて、「厚顔」は面の皮が厚い、恥知らずという意味があり、「無恥」の方も意味は似ていて、恥を恥と思わないこと、という意味があります。つまり「厚顔無恥」という言葉は、似ている意味の二つの言葉を重ねて、意味を強調している四字熟語になります。

厚顔無恥の由来

「厚顔無恥」の由来は、中国の詩集「詩経」からきていると言われています。日本には漢文を通して「厚顔」が伝わり、内面の醜さ、内面の恥という意味で定着したそうです。

厚顔無恥の文章・例文

例文1.友人の厚顔無恥な態度にうんざりしている。
例文2.自分が厚顔無恥な振る舞いをしていたことに気が付けなかった。
例文3.困ったときだけ泣きつくなんて、厚顔無恥もいいところだ。
例文4.厚顔無恥な行いをしないように、日々気を付けている。
例文5.新入社員が厚顔無恥な態度をとっていたので、注意を促した。
「厚顔無恥」を「厚顔無知」と誤用している人がいますが、これは誤りなので注意しましょう。

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厚顔無恥の会話例

  • 質問者アイコン

    ちょっときいて!この前レジに並んでたら割り込んできた人がいたんだけど・・・。どう思う?

  • 回答者アイコン

    それは厚顔無恥な人だね。信じられないよ。

  • 質問者アイコン

    だよねー。図々しくて自分の事しか考えてないみたい。

  • 回答者アイコン

    そうだね。反面教師として自分も気を付けよう。

自分の行動を振り返って、厚顔無恥な振る舞い、態度をとっていないか確認するのもいいかもしれません。ほとんどの場合、自分で気が付いてないことが多いので、人からの指摘はしっかり受け止めましょう。

厚顔無恥の類義語

「厚顔無恥」の類義語には、「傍若無人」「勝手気儘」「得手勝手」等があります。

厚顔無恥まとめ

今回は「厚顔無恥」の意味、由来、使い方について解説しました。意味は厚かましくて恥知らずなことでしたが、他にも似たような言葉で、「傍若無人」、「勝手気儘」、「得手勝手」等があるので使い分ける為に、一度調べてみるのもいいかもしれません。言葉の正しい意味を覚えて、使いこなせるようになっておきましょう。

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