トップダウン(top down)

トップダウンはビジネスの世界で度々聞く言葉です。ただし、この言葉を頻繁に聞くような会社との付き合いは、少し考えた方がいいかも知れません。

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トップダウンの意味とは

トップダウンとは、組織の上層部が決定した意思を下に伝え、それを実行させるというビジネス手法です。この言葉を使う場合の多くは、”上が決めたことには逆らえない”という意味も含んでいると考えていいでしょう。
つまり、いわゆるワンマン経営と言われる会社では、度々聞くことになる言葉です。もちろんトップダウン経営の全てが悪いとは言いませんが、社長が全てを決めてしまうような会社では、下は何を言ってもどうせ無視される、上が決めたから仕方がないというように、従業員のモチベーションの低下を招くことにもなりかねません。よって、ほとんどのケースでいい意味で使う言葉ではなく、従業員が自分の会社や上層部を悪く言う時に使うことが多い言葉です。

トップダウンの由来

トップダウンの由来は、トップ(上)からダウン(下)へ一方通行で命令が下る様からです。尚、この言葉は製英語ではなく、英語圏でもそのまま使われます。ただし、英語の「top-down」には、”上から下まで(つまり、そのもの全体)”という異なる意味もある為、英語でこの表現を見掛けた際には、前後の文脈からどちらの意味で使っているのかを確認する必要があります。

トップダウンの文章・例文

例文1.うちの会社はトップダウンだから仕方がない
例文2.いつまでトップダウン経営なんだ。もうそんな時代ではないだろう
例文3.トップダウンだと割り切って、言われたことをやるしかない
例文4.これほどトップダウンな社長だとは思わなかった
例文5.責任は上がとってくれるので、トップダウンもそう悪いものでもない
トップダウン経営の会社では、それに伴う責任は命令を下した上がとることがほとんどなので、その意味では気が楽だという場合も少なくありません。

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トップダウンの会話例

  • 質問者アイコン

    部長からの指示でこの企画書ボツだって。
    これがボツになるなんてどうかしてるよ。

  • 回答者アイコン

    この会社、トップダウンの会社だから仕方ないわね。

  • 質問者アイコン

    まあ、会議で発言されたから責任は部長ってことになるんだろうけど。

  • 回答者アイコン

    そうなんだけど、あの件がボツになったのはショックね。

日本の企業に根付いているトップダウンの会社ですが、徐々にその実態が明るみになってきているのも事実です。みなさんはどのような形態の会社につきたいと思いますか?

トップダウンの類義語

トップダウンの類義語は、一般でもよく使われる「鶴の一声」です。この言葉は、権力者の一言で全てが決まってしまうことを意味するので、トップダウンにかなり近い言葉だと言っていいでしょう。
トップダウンから置き換えるのも簡単で、”社長主導のトップダウンの会社”は、”社長の鶴の一声で決まる会社”と言い換えれば全く同じ意味になります。その為、この「鶴の一声」もあまり意味では使わない言葉です。また反義語としては「ボトムアップ」が挙げられます。

トップダウンまとめ

トップダウンは、上の方で全てを決めてしまうような会社でよく聞く言葉です。決して褒め言葉ではないので、聞かないに越したことはありませんが、そのような経営方針の会社では、責任の所在も上にあるのが普通なことから、トップダウンの全てが悪いという訳でもありません。

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