「スタンドアローン」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

スタンドアローン(Stand alone)

｢スタンドアローン｣とは｢ビジネス現場のパソコンなどコンピュータをオフラインにして単独使用することでセキュリティ強化を高める状態やシステム｣です。このご時世でパソコンがネット未接続なら驚く人もいるでしょうが、絶対に外部へ流出させられない社外秘なら念には念を入れてネット接続しないオフラインの単独状態で業務に使うのも珍しくありません。

スタンドアローンの意味とは

｢スタンドアローン｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)パソコンなどのコンピュータや情報機器が他の機器には未接続で、単独で動作や機能する状態を指すIT用語。
　(2)パソコンなどをネットワーク未接続でも独立して機能する状態で、オフライン業務を可能にする事で外部からのセキュリティ攻撃などから安心して守れるが、データやり取りや機能制限などのデメリットもある。
　(3)M＆Aの対象企業が独立し系列の傘下に入らない問題を指すビジネス用語。
　(4)｢スタンドアロン｣も同義。
｢スタンドアローン｣は英語表記｢stand alone｣を直訳すれば｢離れて立つ｣｢独立｣｢自立｣｢他に類を見ない｣となり、上記のようなIT用語かビジネス用語といった使われ方がされます。もちろん英会話でも多用される有名なフレーズですが、日本の場合はコンピュータをネット未接続な環境で用いる独立型といった意味合いで使うのが多くなります。まず今のコンピュータとはパソコンやスマホだけでなく、一部の家電製品や国の機関や大企業などが仕事や研究開発などで用いるワークステーションやスーパーコンピュータなどを指します。これらは基本的にはネット接続して使用しますが、ネットで常に外部環境とやり取りが出来るのは便利な反面でサーバー攻撃やウイルスといったネットでのデータ漏洩といったリスクが伴います。ですから、ネットを接続しなくても独立で作業する｢スタンドアローン｣が大事な役割を果たしています。また、ネット接続がなければ動作が不安定になる事も少なく、コンピュータを快適に扱えるようになります。一方ではデータやり取りや様々な機能を使うには｢スタンドアローン｣は役立たずというか不十分なので、メリットとデメリットを踏まえて必要な個所でのみ採用するのが望ましいようです。

スタンドアローンの由来

｢スタンドアローン｣はネット以前の社会では｢独立｣や｢他に類を見ない｣といった意味合いで使われる言葉でしたが、ネットが普及し始めた1995年頃から｢ネットワーク未接続｣という意味で使われる事が多くなり、日本でも同様に2000年前後から｢スタンドアローン型｣や｢スタンドアローン文書｣といった形で使われ、その後は｢スタンドアローン｣で統一されていきます。

スタンドアローンの文章・例文

例文1.スタンドアローンは情報漏洩のリスクは減るが、利便性が悪く扱い難いので注意をするべきだ。
例文2.最新設備の導入には難色を示す我が社もついにスタンドアローンとネットワークタイプの2本柱とする方向性が決まったようだが、退職する自分には一切関係がない。
例文3.某IT企業がスタンドアローンの本格サービスを開始したので、これからは主流になりそうだ。
例文4.親会社から抜けて単独で事業を行う問題企業をスタンドアローンやスタンドアローンイシューというが、要するに危険分子な企業の呼び名みたいなものだ。
例文5.自宅パソコンを仕事などで使用しないなら、リモート接続などを無効化する事でスタンドアローンに近いメリットが得られる。
｢スタンドアローン｣を使った例文となります。

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スタンドアローンの会話例

• 

  ネット接続しないなら、こんなに不便なパソコンやコンピュータはないと思っていたけど…。
• 

  逆にセキュリティ面で見たらネット接続しないスタンドアローンの方が適しているのよね。
• 

  企業ってのは色んな事を考えるんだね。
• 

  それはそうよ。あなたみたいに毎日8時間ぐっすり眠る男とは大違いよ。

企業がセキュリティ対策で導入する｢スタンドアローン｣について会話をしています。

スタンドアローンの類義語

｢スタンドアローン｣の類義語には｢独立型｣｢単体型｣｢スタンドアローンコンピュータ｣｢オフライン｣｢集中システム｣｢イントラネット｣などの言葉が挙げられます。

スタンドアローンの対義語

｢スタンドアローン｣の対義語には｢オンライン｣｢オンラインシステム｣｢リアルタイムシステム｣｢リモートコンピュータ｣｢分散システム｣などの言葉が挙げられます。

スタンドアローンまとめ

ネット接続をしない事で安全性を最優先にした単独で機能するシステムが｢スタンドアローン｣です。企業などでは通常は多くのコンピュータをネットなどに繋げる事でデータやり取りや作業などが便利で捗るのですが、これには情報漏洩に繋がる恐れもあるので最重要情報に関してはオフラインにして外部に漏れない｢スタンドアローン｣を導入して防衛を高めています。