NATO(なとー)

「NATO」とは「アメリカと西欧各国が対ソ連(現ロシア)の元に軍事的な同盟関係を組む”北大西洋条約機構”の英語略称」です。米ソの冷戦が激化していた時代は資本主義の自由国家からすると、ソ連を中心とした社会主義の国々は大変な脅威だったのです。現在では信じられませんが、かつてはアメリカと同等かそれ以上の科学技術の高さを誇り、そこに戦車やミサイルといった武器からスパイの諜報活動などを駆使していつでも西欧やアメリカに攻め込めるというポーズを取っていました。そんな脅威に対抗する為にアメリカや西欧各国は数の力での団結を図り「NATO」を発足したのです。

[adstext]
[ads]

NATOの意味とは

「NATO」の意味は以下の通りとなります。
 (1)米英などを中心に当時のソ連など社会主義圏に対抗する西側諸国の同盟「北大西洋条約機構」の英語表記「North Atlantic Treaty Organization」の頭文字からなる略称。
 (2)アメリカとソ連の冷戦が激化した1949年に調印された「北大西洋条約」に基づく欧米の資本主義国家陣営の国際軍事機構。
「NATO」は正式名称「北大西洋条約機構」の英語表記「North Atlantic Treaty Organization」の頭文字からなる略称です。これは米ソの冷戦が激化した1949年、アメリカやイギリスに加えてフランス・イタリア・オランダなど12カ国によってソ連を中心とした社会主義国家に対抗する目的で発足され、その後冷戦が終わっても欧州の加盟国が増え続け現在は30カ国になっています。日本はアジアなので未加盟ですが、ロシア脅威から北欧のフィンランドとスウェーデンにウクライナが2023年時点で加盟候補国となり、それがプーチン側からすると腹立たしいようです。ロシアとしては西側諸国には核脅威をちらつかせ、中国・北朝鮮・ベラルーシ・カザフスタンといった友好国と「NATO」への敵対で同調するように促していますが、「NATO」ほどの結束力はなくウクライナ侵攻からもロシアの孤立化が顕著になています。因みに「NATO」はアメリカ中心ですが本部があるのはベルギーの首都ブリュッセルで、地理的な立地条件から欧州委員会や欧州連合理事会といった重要な機構もブリュッセルに本部が置かれています。

NATOの由来

「NATO」は1949年8月に発足したアメリカと西側諸国の軍事的な集団安全保障機構です。前年である1948年3月、イギリスとフランスを中心にベルギー・オランダ・ルクセンブルクの5カ国による軍事や経済的な協力を結ぶ「ブリュッセル条約」が成立したのを受けて、アメリカ・カナダ・イタリアなども加わり「NATO」が成立しました。

NATOの文章・例文

例文1.将来的にNATOの体制がどうなるのか気になる。
例文2.NATO代表者がウクライナ侵攻を続けるロシアへの敵対心を露わにした。
例文3.ロシアや北朝鮮といった粗暴な軍事国家への対応もNATOの役割ではないのか。
例文4.NATO加盟国で災害などが起こると、非加盟ながらも自衛隊が支援活動に訪れるのは絶対的な暗黙の了解である。
例文5.ロシアのウクライナ侵攻もありNATO事務総長が日本に来日したがまったくというぐらいニュースで取り上げず、平常運転で大谷のオープン戦結果をトップニュースで取り上げる報道機関は平ボケした自覚もなく、これで報道だと偉ぶっているのだから呆れてしまう。
「NATO」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

NATOの会話例

  • 質問者アイコン

    ロシアはいつまでウクライナにミサイルを撃つのか。そして北朝鮮はいつまで軍事偵察衛星を発射するのか。

  • 回答者アイコン

    そうそう北朝鮮って、意地でもミサイルと認めないわよね。

  • 質問者アイコン

    将軍様のあの頑固さは親父ゆずりなんだろう。そう言えば、その軍事偵察衛星はロシア製を元にして北朝鮮が造り上げたの知ってる?

  • 回答者アイコン

    って事はロシアが撃ってるのも軍事偵察衛星って事? もうさ、NATOがしっかり制裁してこの二カ国を叩き潰して欲しい気持ちで一杯よ。

ロシアと北朝鮮についての会話内容です。

NATOの類義語

「NATO」の類義語には「NATO二重決定」「WEU(西欧同盟)」「EU(欧州連合)」「日米同盟」「日英同盟」「MNNA(主要非NATO同盟国)」などの言葉が挙げられます。

NATOの対義語

「NATO」の対義語には「SCO(上海協力機構)」「WTO(ワルシャワ条約機構)」などの言葉が挙げられます。

NATOまとめ

アメリカや西ヨーロッパを中心にした軍事的な結束を結ぶ同盟国が「NATO」こと「北大西洋条約機構」です。これは事実上の反ロシアの国々による一致団結であり時代を重ねるごとに加盟国が増えていっています。反発するロシアはウクライナ侵攻などでアメリカや西ヨーロッパにゆさぶりをかけていますが、それが時代に逆行している動きとなり「NATO」の存在意義がますます高まる結果となっています。

言葉の手帳ロゴ

この記事が参考になったら
『いいね』をお願いします!

Checkmateのサービスを紹介する広告です。
この記事を読んでいる人に人気の記事