「骨折り損のくたびれ儲け」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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骨折り損のくたびれ儲け(ほねおりぞんのくたびれもうけ)

骨折り損のくたびれ儲けとは、苦労したのに疲れるだけで、少しも利益や成果が上がらないことを表す言葉です。日常生活においては、そこまで親しみのある言葉ではないかもしれませんが、時に自身の行なったことが無駄になってしまったなんて経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はそんな状態を表す「骨折り損のくたびれ儲け」について解説していきます。

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骨折り損のくたびれ儲けの意味とは

骨折り損のくたびれ儲けの意味は、苦労したにも関わらずただ疲れただけで、少しも成果や利益が出ないことです。骨折りの語源である「骨を折る」とは、苦労をするという意味です。骨を折るほど苦労したのに、疲れが残るという意味のくたびれることだけが儲けだという比喩表現をした言葉です。骨折り損のくたびれ儲けは英語では「great pains but all in vain.」と表記されます。

骨折り損のくたびれ儲けの由来

骨折り損のくたびれ儲けの由来はこんにゃく屋から来ていると言われています。昔こんにゃく屋を営んでいた権兵衛という人が、こんにゃくが全然売れないためどうしたらこんにゃくが売れるようになるかを思案して、こんにゃくを大きくして売ろうと考えました。その結果、お店は大繁盛し、あっという間に大きなこんにゃくは完売しました。しかし、権兵衛は元々のこんにゃくから売値を変えずに大きくして売ってしまったため、ほとんど原価と同じになってしまい、とても苦労して売り切ったのに利益がほとんど出なかったという事から、骨折り損のくたびれ儲けという言葉ができました。

骨折り損のくたびれ儲けの文章・例文

例文1.せっかく最高の売上高を記録したのに、準備に予算を使いすぎて利益がほぼ出ず、骨折り損のくたびれ儲けだ。
例文2.安い食材を求めて隣町まで電車で行ったのに、近所とほとんど同じものしかなく、骨折り損のくたびれ儲けだった。
例文3.徹夜して会議の資料を作成したのに、会議が中止になり骨折り損のくたびれ儲けだった。
例文4.骨折り損のくたびれ儲けにならないように、外回りに出たら意地でも契約を取るまで帰らない。
例文5.新メニューを考案して、気合い入れて原材料も多く仕入れたのに、全然売れず骨折り損のくたびれ儲けとなってしまった。
骨折り損のくたびれ儲けを使った例文になります。苦労しても結果が伴わない時に用いられることの多い言葉です。

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骨折り損のくたびれ儲けの会話例

  • この間ご来光を見ようと思って富士山に登ったんだ。

  • えー、すごいね。ご来光綺麗だった?

  • それが天候が急に悪くなって見られなかったんだ。
    前日の夜から頑張って登ったのに、骨折り損のくたびれ儲けだったよー。

  • そうだったんだ、、。それは残念だったね。

富士山に登ったことについて話している様子です。

骨折り損のくたびれ儲けの類義語

骨折り損のくたびれ儲けの類義語は、「商い上手の仕入れ下手」「労多くして功少なし」などがあげられます。

骨折り損のくたびれ儲けの対義語

骨折り損のくたびれ儲けの対義語は、「海老で鯛を釣る」「棚からぼたもち」などがあげられます。

骨折り損のくたびれ儲けまとめ

骨折り損のくたびれ儲けとは、苦労しても疲れだけが残り、成果や利益を得られないことでした。生きていく中でどうしてもこのような壁に当たることはありますが、それでも諦めずに行なうことが大切なのかもしれません。

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