脱マスク(だつますく)

「脱マスク」とは「すっかり定着したコロナ禍のマスク着用から脱する政府方針で、令5年3月13日以降はマスクを強制・強要しないで個人判断に任せる事」です。マスクはコロナ感染予防で一定の効果は確かにあるのでしょうが、一方では弊害も多数あります。肌荒れや息苦しさに加えて、過剰にウイルスを抑えると必要とされる免疫力まで低下し、外国からもマスクに拘る異様な国民と不気味に思われ、そんな事情から政府は「脱マスク」を宣言したのです。しかし、生活の一部になったマスク生活を止められない人が多いのが実情なようです。

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脱マスクの意味とは

「脱マスク」の意味は以下の通りとなります。
 (1)これまで新型コロナウイルス感染症の流行を抑止する自己予防としてマスク着用が推奨されてきたが、政府並びに厚生労働省が令5年3月13日以降は「マスク着用は個人判断」と考え方を抜本的に見直す舵取りに踏み切った事で、マスク不要のコロナ禍以前の生活習慣に戻る動き。
 (2)世界的の流れに逆らって日本は長くコロナ禍という理由からマスク着用が半ば強制されたマスク生活が続いてきたが、政府が方針を改め「屋内でも着用を個人判断」と決定し、若者だけでなく大勢が感染恐怖というよりも顔出しの心理的抵抗から外せなくなっている事を揶揄した表現。
 (3)コロナ対策にマスク着用は無意味として、マスクを外すように主張する考え。
 (4)社会全体がコロナ禍でのマスク着用から脱して屋内外に問わず原則マスク着用を個人判断に委ねて、従来のマスクを付けない普通の生活に戻す政府として取り組み。
「脱マスク」は文字通り「マスク着用生活から脱する」となり、簡単に言えばコロナ禍の「マスク生活からの脱出」や「マスクを取り払う」という事です。コロナが始まったのは2019年12月で、それから日本はずっとコロナ感染対策という名目からマスク着用と何度かの自粛生活を求められ、国民のほぼ99%は素直に従ってきました。その後、ワクチン接種などが進み諸外国は早々とマスクを外した普通の生活に戻っていったのですが、日本だけは感染予防として特にお店などの屋内に入る場合は飛沫等々を理由にマスク着用は推奨としつつも実際は原則絶対着用が求められたのです。確かにコロナの感染再拡大や発症の恐怖を考えると適切ともなりますが、一方では法律にも書かれていない事を強要するのはおかしいとする声もありましたが、日本ならではの同調圧力の強さからマスクを外せば周囲から白い目で見られる空気感があるのも事実です。また、学生などの若者はマスク着用がすっかり馴染んでしまい、「素顔を見せるのが怖い」や「相手に表情を知られたくない」といった感染対策とは違った別の弊害が起こったのです。本来マスク着用はコロナ予防だったのですが、酸欠・肌荒れ・夏の暑苦しさといったストレスの問題もあるのに、それでも周囲の視線を気にするあまり外すよりも、着用を選んでしまうのです。そんな日本社会ならではのマスク着用の強要が続いたのですが、流石に政府も見直しを模索してマスク着用のルールを改めて、2023年(令5年)3月13日以降は「マスク着用は個人の判断に委ねる」と実質的な着用の強制をしないと発表したのです。しかし、それから数週間が経過しても結局大多数の国民はマスク着用を選択し続け、「脱マスク」の道のりが遠い事を示したのです。最早「マスク依存」とも言える事態ですが、マスクをする事で自分の殻に入れる安心感はコロナ予防という隠れ蓑を理由に今後も続いていくでしょう。

脱マスクの由来

「脱○○」という言葉はコロナ禍の以前から多くあり、例えば「脱お菓子」「脱たばこ」など目標として使われる定番でした。最も有名なのは「脱原発」「脱炭素(社会)」「脱スマホ依存」などで、その流れから誕生したのが「脱マスク」です。メディアに登場したのは2020年5月頃からで当初はマスク義務化への煩わしさや繁華街の酔っ払いがマスクを着用しない、或いは欧米でのマスク着用に反対する抗議を表していました。

脱マスクの文章・例文

例文1.脱マスクと政府が公言して数週間が経過し、近所の大型スーパーに入ったらお客と店員のマスク着用率は100%で自分だけ脱マスクだったので、まるで危ない人がやってきたと嫌悪感たっぷりで見られてそれが大変気持ち良かった。
例文2.コロナ恐怖から脱マスクになれないと言いながら、一方では居酒屋でマスクを外し酒を飲み大声で騒ぎ、外に出るとまたマスクをするこの矛盾は相当頭が悪い。
例文3.ワクチン推奨派は脱マスクで感染率が上がろうと下がろうと、とにかくワクチンを打つように主張して製薬会社から懐に入る大金にご満悦だ。
例文4.こっちは相手の顔など意識していないのに、脱マスクが出来ないZ世代とはどれだけ自意識過剰な集まりか不思議で仕方がない。
例文5.総理が発信するよりも、アイドルグループやアニメキャラが脱マスクを訴えれば数分後にはSNSで拡散されて自分の考えがない若者はマスクを外すようになるだろう。
「脱マスク」を使った例文となります。

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脱マスクの会話例

  • 質問者アイコン

    やったー。明日から脱マスクでOKだよ。これでマスク生活から解放、長かったー。

  • 回答者アイコン

    えっ、ちょっと何言ってるの?

  • 質問者アイコン

    何って、脱マスクだよ。もうマスクはしないって事!

  • 回答者アイコン

    そんなの通用するわけないでしょう。ここは村社会で同調圧力だけはとにかく厳しい日本なの。マスクしなかったら白い目で見られるから、とにかくいつも通りにマスクをして出かけてよ。それから脱マスクなんて幻想だからね。

「脱マスク」で喜ぶ夫へ、これまで通りにマスク着用が求められると力説する妻という内容です。

脱マスクの類義語

「脱マスク」の類義語には「反マスク」「反マスク派」「マスク解禁」「脱マスク派」「マスク緩」「マスクなし」「さよならマスク」などの言葉が挙げられます。

脱マスクの対義語

「脱マスク」の対義語には「マスク着用」「マスク義務」「マスク義務化」「マスク推奨」「マスク必須」「マスク差別」などの言葉が挙げられます。

脱マスクまとめ

コロナ禍のマスク着用から脱する為に政府が定めた新ルール「個人の判断に委ねる」のが「脱マスク」です。マスク着用を強制しないので店内でも個人判断で自由に外せるようになったが、それでも国民の多くはまだマスク着用を望んでいたり周囲を意識して外せないので、少しずつ変わっていく事を期待したいです。

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