租税(そぜい)

「租税」とは「国家を運営する為の社会保障・国債返還・公共事業などに使う費用を国民から徴収する『税金』の別表現」です。「税金」というと我々庶民の生活に密着していますが、「租税」となると急に敷居が高く感じてしまいませんか? 本来は同じ意味なのですが、どうしても「租税」は畏まった感じがありきちんと税金を払わないと世の中がマズくなると思ってしまいます。

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租税の意味とは

「租税」の意味は以下の通りとなります。
 (1)祖と税から、国へ新たに納める米「祖」とこれまで貯められた米「税」の事。年貢。
 (2)国費や公費にする為に国家や地方公共団体が国民などから強制的に徴収する金銭で国税と地方税の事。税金。
「租税」は上記の通り「税金」の事ですが、ニュアンス的には微妙な違いがあります。簡単に言えば「租税」は昔ながらの税を意味する言葉であり現代は政治家や役人など云わば徴収する側が好んで使う畏まった表現で、「税金」は明治時代など近代に入ってから使われるようになった言葉で一説によると福沢諭吉が広めたとも言われています。ですから「租税」はどこか重い意味があり、また国や地方などが税収として得る総称という扱いがあり、対する「税金」は物価高や増税など庶民生活に直結する消費税や自動車税に法人税などで用いて、我々が日常的に使うのは当然ながら「税金」となります。「租税」の「国税」は所得税・法人税・相続税・消費税・酒税・関税・印紙税など、「地方税」には住民税・事業税・固定資産税・都市計画税などがあり、それぞれ支払いが遅れると延滞金が加算され、それでも連絡などをしないで拒むと最終的には差し押さえや公売などが強制的に執行されます。また、失業など支払いが難しい場合は徴収免除もあります。一般的には景気が良くなるとそれだけ税負担が増えて、反対に不景気になると税負担は減り、日本は累進課税を導入しているので高額所得者や贈与が多い人はそれだけ税負担も多くなり、なるべく経済格差を無くして低所得者でも暮らしやすいように配慮しています。ですが、実際のところは法人化や節税対策もあるので高額所得者が有利で貧富の差が激しくなっていて、今後の社会は「租税」の在り方を変えるようになるかも知れません。

租税の由来

「租税」の歴史としては、18世紀に登場したイギリスの経済学者・アダム・スミスと19世紀のドイツの経済学者・アドルフ・ワーグナーが国民から税を徴収する仕組みを確立させた最重要人物となります。そして日本の場合は中国からの影響で弥生時代から税として貴重な道具や食べ物などを献上し、その後の時代でも米を年貢として納めていましたが、江戸時代には「五公五民」が導入され、明治時代になってから初めて所得税や法人税が「租税」として徴収が開始されました。

租税の文章・例文

例文1.日頃偉そうに租税について講釈を垂れる政治家が税金滞納で辞任をするのだから笑えるが、闇に隠さずに報道されたのは一歩前進である。
例文2.スーパーを視察して物価高騰を肌身で感じても、結局は3分もすればそんな庶民の苦しみなど忘れて全て官僚に丸投げし、息子と酒を飲んで酔いも回ると「我々は国民から租税を徴収する責務がある」と空に向かって熱弁を振るうのだろう。
例文3.日本はアメリカの奴隷国家なのだから、もう自動車税や消費税といったあらゆる租税をまとめて直接USAに納めてやりたくなる。
例文4.YouTubeで普段は大口を叩くのに、国に対しては下手に出て媚びる連中は強制捜査や強制調査を恐れるあまりの処世術で賢い租税回避なのだろうが、だったら特定の話題だけ粋がるな。
例文5.これだけたばこ税や酒税支払いに協力し、少ない給料からものように国家や地方が租税名目で徴収し、これでがん保険給付金まで課税対象になったらもう絶望しかない。
「租税」を使った例文となります。

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租税の会話例

  • 質問者アイコン

    少しは税金を安くしてくれないものか。

  • 回答者アイコン

    それは無理よ残念ながら。だって借金大国なのよ日本は。だから財源である租税徴収を少なくするのは絶対にないって。

  • 質問者アイコン

    でも消費税を下げる議論があったり、法人税を下げたり、国民に給付金を配るなどやっているじゃない。

  • 回答者アイコン

    それらは租税の一部を下げたりバラマキをしているだけで、相対的に見たら税金が多く取られるのよ。だって手取り増えている?

減税と増税についての会話となります。

租税の類義語

「租税」の類義語には「税」「タックス(tax)」「課税」「収税」「寄与」「公租」「徴税」などの言葉が挙げられます。

租税の対義語

「租税」の対義語はありません。補足として「国税」の対義語は「地方税」、「普通税」の対義語は「目的税」、「課税」の対義語は「免税」「非課税」「納税」、「増税」の対義語は「減税」、「直接税」の対義語は「間接税」となります。

租税まとめ

国や地方が年金や医療や公共整備などで国家を運営する為に必要な費用を国民から徴収する「税金」が「租税」です。ですから「税金」=「租税」ですが、昔は米を年貢として納めていたのでその名残と畏まった表現として「租税」が使われています。普通の庶民は「税金」を使うので、政府や役人など「税金」を徴収する側が使う言葉とも受け取れます。

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