「波瀾万丈」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

波瀾万丈(はらんばんじょう)

「波瀾万丈」とは「劇的で複雑に変化する事で、主に変化が激しい人生を意味する言葉」です。芸能人やスポーツ選手が成功するまでの歩みや経緯を振り返る際に使われる事が多い印象があると思います。良く言えば面白おかしくて魅力溢れる生き様ですが、悪く言うなら心が休まる暇がなく苦労が多い人生とも言えます。それでも自伝が出されるなら「波瀾万丈」でないと、まったく読みたいとは思わないですよね。それでは、憧れを抱くが凡人には難しい「波瀾万丈」の解説となります。

[adstext]
[ads]

波瀾万丈の意味とは

「波瀾万丈」の意味は以下の通りとなります。
1.変化が激しく劇的な生き方や人生の事。
2.物事の変化が起伏に富んで激しい。
3.変化が激しい事で、人生の喩えとして使われる言葉。
4.「波乱万丈」も同義。
”波瀾”は「大小の波」「激しい変化や曲折がある」、”万丈”は「極めて高い」「非常に高く上がる」「意気盛ん」となり、大きな波や小さな波が次々と押し寄せその落差が激しい事から物事の起伏が激しい際に用いる言葉が「波瀾万丈」です。一般的にはそんな浮き沈みが激しい人生に対して使い、例えば仕事が上手くいったりダメになったり、或いは結婚離婚を繰り返すなどを自虐や卑下するように「波瀾万丈の人生」と使う事が多いです。よって、人生は当然ながら、その生き様や生き方などについても使われ、有名人や成功者がこれまでの歩みを振り返る際に、ある種の人々が最も期待する言葉でもあります。

波瀾万丈の由来

「波瀾万丈」の由来は残念ながら不明です。文献としては、小説家・井上ひさしの小説「手鎖心中」(1972年)などに文言が記されています。

波瀾万丈の文章・例文

例文1.先日亡くなった叔父は波瀾万丈な生涯で、その大半は獄中で過ごしたそうで、私も写真でしか顔を知らない昭世代のならず者だ。
例文2.往年のロックアーティストの多くは波瀾万丈な人生だったとまるで伝説のように自ら語るが、その多くは老いぼれて生気を失い空しい姿になったと自覚がないので恐れ入る。
例文3.国家の最高権力者になっても多様性を認められず、いつまでも古い価値観で物事を判断する事しか出来ないのだから、保守派に波瀾万丈な奇策を求めるのは無意味だ。
例文4.近所の片隅にある某店は数年もしないで次々とお店が入れ替わり、まるで呪われているかのように繁盛しない有様だが、それだけ開業希望者からは人気があるとも解釈可能でこれこそ波瀾万丈と思えてならない。
例文5.昔はスナックのママなどが一見客相手に波瀾万丈な人生を盛りまくって語るのが一つの醍醐味でもあったが、今ではそんなやり取りはネットに奪い取られた。
様々な「波瀾万丈」な人達についての例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

波瀾万丈の会話例

  • 最近はテレビが退屈だね。いつも同じような顔ぶればかりが出演して、どれも似たような番組ばかり。

  • それは仕方ないよ。だって視聴者に合わせた平平凡凡な人ばかりキャスティングするんだもの。害がない人ばかりだから、面白い話もできないしね。

  • そうだよね。波瀾万丈な人生を送った芸能人はテレビ世界から邪魔者扱いされて、それで余計にテレビは退屈になる。負のスパイラルだ。

  • これまでテレビ業界はずっと右肩上がりだったから、これから落ちるのもいいんじゃない。それこそ波瀾万丈で、高みから下っていくのはどんな心境になるか分かるでしょう。

男女2人がテレビが退屈になったと会話を繰り広げています。

波瀾万丈の類義語

「波瀾万丈」の類義語には、「波瀾曲折」「紆余曲折」などの言葉が挙げられます。

波瀾万丈の対義語

「波瀾万丈」の対義語には、「順風満帆」「万事順調」「一路順風」などの言葉が挙げられます。

波瀾万丈まとめ

「波瀾万丈」は大波と小波の落差が激しい事から、劇的で変化に富んでいる人生や生き方についてを表現する言葉です。子供の頃は貧しく、その後成功してお金持ちになったと思ったら詐欺師に騙され文無しになってしまったら、正に紆余曲折で典型的な「波瀾万丈な人生」です。この様に成功者などに多い、栄光からの転落や挫折などを「波瀾万丈」と言います。

最新の記事はこちらから