報復(ほうふく)

他人から騙されたり、何か痛い仕打ちを受けたときは「やり返したい!」という気持ちになりますよね。私たちは小さな頃から、この「やり返す」という言葉を使っていますが、大人な皆さんには子供っぽく聞こえない「やり返す」の言い換えの言葉を紹介したいと思います。「報復」という言葉なのですが、今回はこの言葉について詳しく解説していきたいと思います。

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報復の意味

「報復」とは、「相手から受けた仕打ちに対して、仕返しとして同等のことをやり返す」ことを意味します。似た意味を持つ言葉に「復讐」がありますが、こちらは感情に重きを置いており、手段を選ばずとにかく仕返しをするというニュアンスがあります。

報復の由来

「報」には、やり返すという意味があり、「復」には戻る、プラスマイナスをゼロにするという意味があります。相手から何かを受けたのだから、こちらがやり返してようやくお互いプラスマイナスがゼロだよねというところから、「報復」という言葉はできています。感情に全てを任せる「復讐」と、淡々と相手に同じことをやり返す「報復」の違いがここからもよくわかりますよね。

報復の文章・例文

例文.1彼に報復するためにまずは作戦を練ろう。
例文.2報復はうまくいったが、まだ少し心残りがある。
例文.3感情に任せて手段を選ばずに行動するのは、報復ではなく復讐だ。
例文.4最近は彼女にいかに報復するかだけを考えていたが、バカらしいので辞めよう。
例文.5傷つけた相手から報復を受けて初めて彼は自分のした事の罪の深さを理解したようだ。
報復はイメージとしては、あくまでも相手との貸し借りをプラスマイナスゼロにするという事なので、感情は排除して冷静にならなければいけませんね。

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報復の会話例

  • 質問者アイコン

    僕の自転車が誰かに盗まれたんだ!絶対に報復してやる!

  • 回答者アイコン

    何をするつもりなの?

  • 質問者アイコン

    まだ考えてないけど、警察署に行って相談してくるよ。

  • 回答者アイコン

    それは報復というか、むしろ模範解答のような対応よね。

この会話例の中での報復は、相手の物を盗み返すことかと思いますが、それは犯罪になってしまうので警察に相談するのが正解ではないでしょうか。

報復の類義語

「報復」の類義語には「復讐」「やり返し」「仕返し」などが挙げられます。

報復まとめ

今回は、「相手から受けた仕打ちに対して、同等のことをやり返すこと」を意味する、「報復」について解説しました。傷つけられたら相手へ報復したくなる気持ちはわかりますが、ほとんどの場合「やり返し」というのは、それが終わってもあまりスッキリするようなものではありません。ただ同じことをやり返すのではなく、賢く然るべき対処を心がけましょう。

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