早急(さっきゅう)

皆さんは何かを急いでやることは多いでしょうか?その際によく「早急」という言葉が使われることがあります。ビジネスの相手にも「早急な対応お願いいたします」などと使う場合もあります。「そうきゅう」と読まれることも多いですが正しい読みは「さっきゅう」です。しかし、近年ではどちらの読み方も用いられるようになっています。今回はこの「早急」について解説していきたいと思います。

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早急の意味とは

「早急」は単に急ぐのではなく、非常に急ぐことを意味します。何か緊急の事態が起きた際やすでに問題が起きていて対処が遅れている場合などに使用されることが多いようです。また取り急ぎで行ってもらいたい、または自身が行う場合にも使用されることが多いです。

早急の由来

どちらも似た意味を持つ漢字なのですが詳しく見ると違いがあります。「早」は決まった時間よりも前、速やかといった意味がある漢字です。一方の「急」は速やかと同時に差し迫っている、ゆとりがないという意味を持つ漢字です。この両者が合わさることで時間にゆとりのない中で急ぐといった意味合いを持つ熟語になっています。

早急の文章・例文

例文1.台風で増水が止まらず早急な対応が求められる
例文2.早急に対策を講じさせていただきます
例文3.緊急で会議が始まるため早急に資料を作ることになった
例文4.早急にお調べいたしますので少々お待ちください
例文5.早急な対応にも丁寧さが必要だ
早急は何か解決すべき差し迫った問題がある場合に用いられることが多いです。例文や会話例でもそういった使われた方になるのでしっかりと理解を深めておきましょう。

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早急の会話例

  • 質問者アイコン

    今日駅で倒れている人を見つけてすぐに救急車を呼んだんだ。

  • 回答者アイコン

    それでその人は助かったの?

  • 質問者アイコン

    通報が早かったから大丈夫だろうと救急救命士の人が言っていたよ。

  • 回答者アイコン

    早急な対応が命を救ったんだね。迅速な対応が素晴らしいね。

例文のように過去にあったことに関しても早急は使用することができます。

早急の類義語

早急の類義語としては、「至急」「早速」「大急ぎ」「すぐに」「取り急ぎ」などがあります。
「至急」は「大至急」と強めて使うことがありますが、「早急」にはそのような使い方はできません。また「早速」「すぐに」は速やかに行うことを意味しますが非常に急ぐといった火急の用事をこなすような意味合いはありません。「取り急ぎ」は「急ぐ」を強めた表現で、単体で使用するよりもさらに速やかに行うイメージがあります。一方で「緊急」や「火急」は名詞で解決しなくてはならないことが差し迫った状態そのものとその様子を表現することができますが、「早急」は状態を表すことはできません。見た感じはよく似ているので混同しないように注意が必要です。また「脱兎」は非常に速いことを意味しますが特に逃げていく場合や走る場合に使われます。

早急まとめ

時は金なり」とも言われるほど時間はかけがえのないものです。そのため仕事についたり課題を抱えたりすると時間にも厳しい制限が求められ急いでやらなくてはならないことも多々あります。そのため日常生活でも使う機会が多いと思います。ただ急ぐのではなく非常に急いでいるという意味を見ながら、他の類語との用法の違いも押さえて活用して見てください。

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