「国葬儀」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

国葬儀(こくそうぎ)

｢国葬儀｣とは｢安倍元総理の葬儀で初めて用いられた表現で、国が主宰する”国葬”と基本は同じ葬儀｣です。天皇陛下や長期政権を築いた総理経験者が亡くなると、日本の場合は国を挙げての｢国葬｣やそれに近い葬儀が昔から執り行われてきました。安倍元総理は悲劇的な亡くなり方をしたので余計に葬儀の形式をどうするのか注目を集め、開催反対派への配慮から妥協的な着地点として｢国葬儀｣という形が取られたのです。

国葬儀の意味とは

｢国葬儀｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)国家の功労者に対して国が主宰する葬儀である｢国葬｣の事だが、政府としては差異を明らかにする為に用いる葬式の名称。
　(2)2022年9月27日に日本武道館で営まれた｢故安倍晋三国葬儀｣の略称であり、｢国葬｣との使い分けとして用いられる表現。
一般人の感覚からすると｢国葬儀｣と｢国葬｣は全く同じ事なのですが、政府や自民党の方針や考えとしては｢国葬｣は｢国全体が喪に服する｣という意味合いがあり、対する｢国葬儀｣は｢内閣が閣議決定した葬儀｣となります。欧米各国はまた事情が異なりますが、日本の場合は今回の｢国葬儀｣と｢国葬｣｢合同葬｣｢国民葬｣において微妙に意味合いが異なります。
　・国葬…国家の功労者の葬儀だが基本的には現在は昭和天皇など天皇陛下が亡くなった時
　・国民葬…同じく功労者の葬儀だが首相経験者である大隈重信･佐藤栄作が亡くなった時
　・合同葬…国家功労者で首相経験者の岸信介･田中角栄･中曽根康弘が亡くなった時
　・国葬儀…国家功労者で首相経験者の安倍晋三が亡くなった時
これらは形式として名称が違うだけでなく、主宰や費用分担が政府や自民党になるといった違いがあります。また｢国葬｣となると休日にしたり一般人参列の可能性が生じるので強制参加というニュアンスも込められていますが、安倍元総理の｢国葬儀｣では政府は休日などを検討すらしないと官房長官が発表した事からも｢強制はしない｣と感じ取れます。さらに深掘りすると、当初は安倍元総理の葬儀は｢国葬｣にする予定でしたが、反対意見が最終的には過半数以上という国民感情に配慮して苦し紛れに｢国葬儀｣という新たな国家主導の葬儀を編み出したカラクリがあります。この｢国葬儀｣によって諸外国へは｢国葬｣という扱いで代々的にアピールでき、国民には｢国葬｣ではないと説明しながら実態は全て国費の税金負担というズルいやり方です。しかし、結局のところニュースや新聞といったメディアも｢国葬儀｣と｢国葬｣を同じように扱うので、国民の多くは安倍元総理は｢国葬｣だったと思っています。

国葬儀の由来

2022年7月14日、岸田総理が記者会見で安倍元総理の葬式｢国葬儀｣を行うと正式に発表しました。当初は｢国葬｣という扱いでしたが世論の反対も多く、正式名称を｢故安倍晋三国葬儀｣として中身はほぼ｢国葬｣とする事で決着したのが実情です。

国葬儀の文章・例文

例文1.国葬儀当日は休みになると期待していたが、我が社は何もないようにいつも通り朝早くから夜中まで仕事をした。
例文2.分断された日本を象徴するように国葬儀の開催は賛否が分かれ、世界も日本がまとまっていない斜陽国家だと正しく報道してくれただろう。
例文3.国葬儀が終わった後から、カルト教団の実態や東京五輪談合などを報道するようになり、どれだけ元総理に忖度する検察とマスコミなのか呆れるばかりだ。
例文4.日本を良くしたいのが保守なはずだが自分達の反対意見を全て日本嫌いの反日にして煽ってきたが、そんなバカげた事も国葬儀で終了だ。
例文5.国葬儀の費用も中抜きだらけだろうが、亡くなった元総理もあの世で仕方がないと許してくれるに決まっている。
｢国葬儀｣を使った例文となります。

• [adsmiddle_left]
• [adsmiddle_right]

国葬儀の会話例

• 

  日本人として安倍さんが亡くなったのが悲しくて悲しくて…。
• 

  そんなに落ち込まないでよ。そうだ、国葬儀の参列は無理だけど献花台にお供えをしにいきましょうよ。
• 

  えっ、そんな事が出来るの？ 絶対に行くよ。
• 

  日本武道館の近くの公園に献花台が設置されるから、絶対に行こう。

安倍元総理の｢国葬儀｣に出席できない一般人が献花台に行こうと約束をする会話です。

国葬儀の類義語

｢国葬儀｣の類義語には｢国葬費｣｢国葬｣｢大喪｣｢冠婚葬祭｣｢大喪の礼｣などの言葉が挙げられます。

国葬儀の対義語

｢国葬儀｣の対義語には一般人の葬式として｢庶民葬｣｢家族葬｣｢社葬｣｢市民葬｣｢福祉葬｣などがあります。

国葬儀まとめ

街頭演説中に亡くなった安倍元総理の葬儀が｢国葬儀｣です。政府が主宰となり国家の儀式として行う葬儀｢国葬｣と基本的には同じですが、｢国葬｣は半ば強制的なニュアンスがあるのに対し、｢国葬儀｣は内閣が決定した安倍元総理の功績を称えて実施する違いがあります。