「二足の草鞋」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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二足の草鞋(にそくのわらじ)

「二足の草鞋」とは「一人で(相反するような)二つの職業を務める事」です。二つの職業を一人でするので激務というイメージもありますが、かつては中途半端や経済的な事情からのネガティブな印象もあったようです。しかし今では、昼間はOLな女性が夜も働くダブルワークも珍しくないですし、投資ブームもあって会社員ながら株やFX取引をする個人投資家を兼業トレーダーと呼ぶので、実は「二足の草鞋」は増えているのです。それでは現代的な新しい働き方とも言えそうな「二足の草鞋」の解説となります。

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二足の草鞋の意味とは

「二足の草鞋」の意味は以下の通りとなります。
(1)同一人が両立しない二つの職業を兼ねる。
(2)二足の草鞋を同時に履けない事から、転じて、両立が有りえない二つの職業や役務を兼ねる。
(3)「二足の草鞋を履く」「二足の草鞋を穿く」「2足のわらじを履く」等々も同義。
”二足”は「履物が2対」「足が2本」、”草鞋”は「藁で編んだ履物」で、通常は二足分の草鞋を一人が同時には履けないので、それから、一人で多様な職業や役職などを兼務する事を「二足の草鞋」と言います。例えば、昼間は会社員で夜は居酒屋で働く、或いは会社社長なのに休日は道路工事のバイトをしているなど倫理的に相反する場合や片方に意外性がある仕事の時に用いられます。よって、会長兼社長や会長兼CEOなどは「二足の草鞋を履く」とはならず、両立が難しい真逆のような仕事などを営む際に使うべきです。しかし、近年はダブルワークも増えているので単純に昼と夜でまったく別の仕事をしていたり、二つの仕事の掛け持ちで「二足の草鞋」と表現する事も多く、また生活苦の喩えとして「二足の草鞋」と使うのも割とよくあります。

二足の草鞋の由来

「二足の草鞋」の由来は正確には判明していませんが、江戸時代に賭博をする人(博徒)ながらに捕吏(役人)も務めていた事が発祥と言われています。

二足の草鞋の文章・例文

例文1.昼間は教室で生徒を厳しく指導する担任教師が、夜になると叔父が経営する怪しい店でセーラー服コスプレの女装をして客を楽しませるバイトに明け暮れるのだから、二足の草鞋の倫理観もあるがいったい寝る時間はあるのか心配になる。
例文2.日本では有りえないが、南米なら麻薬ディーラーと警察官や弁護士を兼務する二足の草鞋もそんなに珍しくない。
例文3.今はネットでサイドビジネスが容易なので、二足の草鞋は結構多いだろう。
例文4.平日は会社員、土日は実家を飲食店を手伝うという二足の草鞋を履く生活を3年以上続けてきたが、努力の甲斐もなく会社は倒産し実家も閉店が決まった。
例文5.夜のお店でも働く忙しい知人女性を労う気持ちで「二足の草鞋も大変だよね」と言ったら、「私の場合は二枚のパンツを穿くだよ!」と見事に言い返された。
掛け持ち仕事という意味で「二足の草鞋」を使った例文です。

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二足の草鞋の会話例

  • (小さな声で)ただいまー。

  • お帰り。遅くまで大変ね。

  • おっと、びっくりした。いいのに起きてなくて、寝ていなよ。

  • あなたが夜も慣れない仕事をして二足の草鞋を履いているのに、私だけ寝ていられないわよ。

仕事を終えて夜遅くに帰宅した夫と、その帰りを待っていた妻の会話です。

二足の草鞋の類義語

「二足の草鞋」の類義語には、「兼業」「二刀流」「副業」「兼務」「兼職」「二つの顔」「ダブルワーク」などの言葉が挙げられます。

二足の草鞋の対義語

「二足の草鞋」の対義語は厳密にはありませんが、比較的に反対となるのは「本業」「専業」「専門」「専門家」「プロパー」「餅は餅屋」などの言葉が挙げられます。

二足の草鞋まとめ

「二足の草鞋」は一人で二足の草鞋を履けない事から、一人で二つの職業を兼ねたり、両立が難しい相反するような仕事を兼ねる事です。昔から有名なのは作家と会社員、警官と博徒などですが、最近は時代の流れもありダブルワークや兼業も珍しくないので、かつてほど「二足の草鞋」を特別に扱う傾向は薄れています。

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