「一丁目一番地」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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一丁目一番地(いっちょうめいちばんち)

「一丁目一番地」とは「最優先課題や最重要事項といった意味の政治用語」です。現在は一般人が日常で用いる事もありますが、その多くは政治家が会見などの場で使うので、大勢は政治家が好む独特の言葉として認識しています。それでは、「一丁目一番地」に隠された真意や本音などについても詳しく調べてみました。

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一丁目一番地の意味とは

「一丁目一番地」の意味は以下の通りとなります。
(1)最重要事項・最重要施策の喩え。最優先課題、最初に取り組む事の呼び名。
(2)元々は政治用語の最優先課題の事で、その後は一般人にも用いられるようになる。
「一丁目一番地」は政治用語で、小泉元総理が郵政民営化のアピールで大々的に使うなどして世間に浸透した言葉です。意味は上記の通り、最優先課題・最重要施策となるのが大前提ですが、他にも前提や基本や精神といったニュアンスも含まれています。要するに政治世界を発祥とする俗語みたいな言葉で、住所を意味する「一丁目一番地」を比喩として用い始めたのが、すっかり定着したものと理解できます。穿った見方をすると、国会議員とは政治の中心地である東京「永田町」と大変関係深く、その永田町を含めた都心とは「一丁目一番地」が通常は一等地となるのでより地価が高い事から、政治世界のお金に絡む諸事情を自然と表しているとも思えてなりません。要するに路線価が最も高い「一丁目一番地」なので、それを政治家が悪意がないにしろ自然に使ってしまうのは、普段から金にまつわる問題が常に密接だと自ら物語っているのでしょう。実際に使う際には、「我が党の一丁目一番地は○○」「一丁目一番地の課題」といった風になり、また一般人が最優先課題などで使っても問題なく、大抵は相手に理解されます。

一丁目一番地の由来

「一丁目一番地」は1980年代頃に登場した言葉で、その後1990年代に発足した橋本内閣の梶山官房長官が行政改革で使い始めたのをきっかけに、小泉総理や民主党の鳩山総理なども用いて世間に浸透し政治用語として定着しました。

一丁目一番地の文章・例文

例文1.私の家の一丁目一番地は、家族全員が無駄遣いをせず慎ましく生きる事だ。
例文2.政治家の一丁目一番地はどうせろくでもない事や実現しない事なのだから、もう言う必要はなくいっそ禁止ワードにしたらどうか。
例文3.現総理の一丁目一番地が官僚接待禁止にしたら笑えてしまう。
例文4.環境大臣が一丁目一番地としてプラスチック削減に躍起になっているが、彼はプラスチックごみの内訳を理解しているとは到底思えず、だからスプーンやレジ袋などの些細な事に拘り大局を理解できない天然系ボンボン二世なのだろう。
例文5.課長の口癖は一丁目一番地だが、ここはブラック企業で地獄の一丁目という事をすっかり忘れているようだ。

政治批判で「一丁目一番地」を使った例文などです。

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一丁目一番地の会話例

  • うわ、最悪だ。せっかく今日は早く帰れたから、夕方のニュースを観ながら晩酌しようと思ったら、どの局も総理の記者会見じゃん。

  • いいじゃない。大事な事なんだから、しっかり観なよ。

  • 分かったよ。あっ今、一丁目一番地って言ったよね。政治家はこの言葉が好きだなー。

  • どうせなら、資金洗浄と隠ぺいに口封じが一丁目一番地ですって正直に言えばいいのにね。

中年夫婦が総理の会見中継を観ながら、嫌味を言い合っています。

一丁目一番地の類義語

「一丁目一番地」の類義語には、「優先」「タスク」「国家的課題」「いの一番」などの言葉が挙げられます。

一丁目一番地まとめ

「一丁目一番地」は政治家が好む専門用語で、最重要事項・最重要施策・最優先課題といった意味合いや喩えで使われています。今では総理や大臣だけでなく新人議員でも得意満面に「一丁目一番地」と使うほどですが、実際には実現不可能であったりする場合も多く、それでも言葉の語呂として何かと便利に重宝されています。

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