「リカバリー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

リカバリー(Recovery)

｢リカバリー｣とは｢回復や復旧、初期状態や元の状態に戻すという意味｣です。一般的にはパソコンを初期状態に戻す際の｢リカバリー｣が最も有名ですが、他にも回復として体調を良くするや仕事の遅れを取り戻すといった使い方も多いです。ですから、現在はあまり深く思わずに回復全般ですっかり定着しているカタカナ語という感覚で使っている人が多いでしょう。そんな｢リカバリー｣についての解説となります。

リカバリーの意味とは

｢リカバリー｣の意味は以下の通りとなります。
(1)回復。復旧。元に戻る。取り戻す。
(2)コンピューター用語で、問題が生じたデータやハードウェアを復旧する事。
(3)アメリカンフットボールで、グラウンドに転がっているボールを確保して攻撃権を得る。
(4)｢リカバリ｣｢リカヴァリー｣も同義。
｢リカバリー｣は直訳すると｢回収｣｢復旧｣｢回復｣｢全快｣｢取り戻す｣で、主にパソコンやスマホなどのコンピューターに関連させてデータの回復や復旧などで使われます。これらで回復や復旧とは以前の状態に戻す事で、また完全に工場出荷時の新品状態設定に戻す事を｢リカバリー｣と言います。ですから、コンピューター用語の場合は｢初期化｣や｢復元｣が｢リカバリー｣となります。しかし、現在は他にもビジネス用語や日常用語的なニュアンスで用いられる事も増えています。ビジネス用語としては、例えばミス等で作業が遅れた場合に挽回可能や大丈夫として｢リカバリーする｣｢リカバリーできる｣、日常でも同様に何かを間違ってしまった際や病気などからの体調回復で｢リカバリーした｣｢リカバリーできた｣といった感じです。要するに、元の良い状態に戻ったや戻すとして｢リカバリー｣となるのです。そんな｢リカバリー｣は引き手あまたなのか様々な言葉と合わせて使われ、疲労回復をサポートする衣類｢リカバリーウェア｣、足の疲れが取れる靴｢リカバリーシューズ｣、身体をケアする銃型マッサージ器｢リカバリーガン｣、半導体関連では｢リカバリー特性｣｢リカバリー時間｣といった専門用語もあります。

リカバリーの由来

｢リカバリー｣の由来は、ラテン語の回復などを意味する｢recupero｣となります。それまでも直訳として使われていましたが、パソコンのWindows95が普及し出す1995年頃からコンピューター用語として急激に広まり、その後はスマホの普及なども追い風としてビジネス現場でも用いられるようになっていきます。

リカバリーの文章・例文

例文1.今月は残業続きで体が悲鳴を上げているので、週末には温泉旅行に行ってきっちりと完全リカバリーしてくる予定だ。
例文2.上司から｢お前は一向にリカバリーされないな｣とパワハラ発言をされたが、愛想笑いで媚び諂うしか出来ないこの姿を田舎の両親には見せられない。
例文3.最近はジョーカー事件が多発しているが、世代間の狭間で苦しむ者達を見捨ててリカバリーやケアをしなかったツケでもあると覚えておくべきだ。
例文4.パソコンやスマホを買って不調に陥ってもリカバリーなどをせず、数年毎に買い替える人が多いので中古品店やメルカリは盛況なのだろう。
例文5.リカバリーガンを腰に当てて自己流で腰痛を治してしまった。
回復などの意味合いで｢リカバリー｣を使った例文です。

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リカバリーの会話例

• 

  えっ、パソコンの調子が悪くて電源も入らない？ あのパソコンって何年前に買ったんだっけ？
• 

  もう10年ぐらい前になるわよ。だから壊れたのかしら。
• 

  うーん、それなら一度リカバリーでもしてみるか。
• 

  リカバリーって初期状態にする事よね。データとか大丈夫かしら…。ん…、ダメよね、消えちゃうわよね。

自宅のパソコンが壊れてしまった夫婦の会話となります。

リカバリーの類義語

｢リカバリー｣の類義語には、｢復旧｣｢再起｣｢リフレッシュ｣｢リラックス｣｢充電｣｢英気を養う｣などの言葉が挙げられます。

リカバリーの対義語

｢リカバリー｣の対義語はコンピューター関連ではありません。それ以外では｢負傷｣｢失墜｣｢損傷｣｢崩壊｣｢壊滅｣などの言葉が挙げられます。

リカバリーまとめ

｢リカバリー｣は回復や復旧といった意味合いで、主にコンピューター関連となりますがそれ以外でも様々な場面で用いられる言葉です。何かを元に戻すや体調を良くする、或いは状態を収めるといった形になりビジネス用語や日常用語としても大変使い勝手が良いです。