ベーシスポイント(Basis Point)

「ベーシスポイント」とは「0.01%を1(ベーシスポイント)とする金利の(最小)表示単位」です。百分率とは大変便利な単位で様々な分野で導入されていますが、100分の1以下のさらに小さい数値を扱う場合は少々不便で分かり辛い時もあります。そこで各分野では独特の単位が導入され、経済や金融分野では金利を扱う際に「ベーシスポイント」を用いるのです。

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ベーシスポイントの意味とは

「ベーシスポイント」の意味は以下の通りとなります。
 (1)1%の100分の1から0.01%を1(ベーシスポイント)とする経済や金融分野で用いる単位。
 (2)ベーシスは「基準」、ポイントは「小数点」から0.01%を1と表す金利の表示単位で、債券利回りや政策金利などで使用される。
”ベーシス”は英語表記「basis」から「基準」「基礎」「ベース」、”ポイント”は「point」から「小数点」「句点」「単位」「得点」で、基準となる点や小数点といった意味から特に経済用語として債券や政策金利などで使用される表現が「ベーシスポイント」(略して”bp”)です。要するに「1bp=0.01%」で、例えばアメリカの政策金利が0.25%引き上げた場合は「25bpの引き上げ」となります。本来ならそのまま「0.25%」でも良いのですが、債券や政策金利等々では0.01%の「1bp」が最小単位でありそれ以上は小さくなる事が基本ないので、「ベーシスポイント」が用いられています。因みに数字にすると1%は0.01なので、0.01%である1bpは「0.0001」となります。

ベーシスポイントの由来

「ベーシスポイント」の由来や始まりなどは残念ながら不明です。ネット上では2000年前後頃から登場する機会が増え、現在は経済関連の話題では何かと使われる事が多い専門用語となっています。

ベーシスポイントの文章・例文

例文1.日本の10年債利回りが10ベーシスポイントの上昇をした。
例文2.FXをしているとFRB政策金利発表の瞬間が一番緊張をして25ベーシスポイントなら想定内だが、それ以上上がったら相場変動が激しくなり取引が難しくなる。
例文3.ベーシスポイントとはFXの1pipsと基本は同じようなもので、1銭は0.01円で1pipsとなる。
例文4.経済では僅か0.01%の1ベーシスポイントでも重要な意味があるという事だ。
例文5.日銀が国債を買い続け金利のベーシスポイントが下がり続ければ、日米の金利差はさらに拡大し為替相場が不安定となり急激な円高懸念に繋がる。
「ベーシスポイント」を使った例文となります。

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ベーシスポイントの会話例

  • 質問者アイコン

    経済とか金融って全然知らないけど、1ベーシスポイントって何なの?

  • 回答者アイコン

    うん、まあー普通に生活していたら1ベーシスポイントなんてあまり気にしないわよね。確か、1%の100分の1の事じゃなかった。

  • 質問者アイコン

    えっ、そんなに小さい単位なの。でもそれが経済ニュースなどでは使われているよね。

  • 回答者アイコン

    そうそう。アメリカの政策金利が25ベーシスポイントの利上げ決定といった感じでね。

「ベーシスポイント」について2人が解説的な会話を繰り広げています。

ベーシスポイントの類義語

「ベーシスポイント」の類義語には「パーミリアド」「パーセント」「パーミル」「百分率」「パーセンテージ」などの言葉が挙げられます。

ベーシスポイントまとめ

経済や金融分野で特に政策金利などの利上げ・利下げのニュースで用いられる表現が「ベーシスポイント」です。1%の100分の1である0.01%が「1ベーシスポイント」となるので、例えばアメリカのFRBが1%の利上げをする事を100ベーシスポイントの利上げと言います。

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