「テンフィンガーグリップ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

テンフィンガーグリップ(Ten Finger Grip)

｢テンフィンガーグリップ｣とは｢両手10本の指を使ったゴルフクラブの握り方｣です。ゴルフ未経験者なら止まったボールを打つのは簡単と思うでしょうが、実はとても難しくて奥深いスポーツなのです。だからこそ世界中の人々が夢中になるのですが、そんなゴルフにおいてはまずは最初のショットである｢ティーショット｣が重要になります。プロ選手は何気なく打っていますが、クラブの握り方一つでも｢ティーショット｣の行方が左右されるので、素人なら尚更様々な握り方から自分に合うものを模索しているのです。

テンフィンガーグリップの意味とは

｢テンフィンガーグリップ｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)ゴルフの代表的なグリップの握り方で、右手の小指を左手に絡ませずに10本指全てで握る特徴がある。
　(2)ゴルフクラブを握る｢グリップ｣において、両手の指を絡めずに10本指で握る事から野球のバッドを持つようだとして｢ベースボールグリップ｣とも呼ばれ、他の握り方より違和感がない事から女性やシニア向きとされる握り方。
”テンフィンガー”は｢10本指｣｢両指｣、”グリップ”は｢ゴルフクラブやハンドルなどの握る部分や握り方｣｢物をしっかり握る｣｢物を捉える｣で、直訳すれば｢10本指の握り方｣や｢両指を全て使って握る｣となるのが｢テンフィンガーグリップ｣です。通常はゴルフ用語として、ドライバーなどのクラブを握る際に全ての指を使って包むような握り方となります。ゴルフでは代表的な握り方は主に3つあり、最も有名なのが右手小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる｢オーバーラッピンググリップ｣、右手小指を左手人差し指と中指の間に絡ませる｢インターロッキンググリップ｣、そして今回の｢テンフィンガーグリップ｣になります。｢テンフィンガーグリップ｣は野球バッドを握るような事から｢ベースボールグリップ｣とも呼ばれ初心者や力がない女性・高齢者に向いていて、また違和感がない握り方から飛距離が出やすいとして好むプロ選手も一定数いますが、逆にボールコントロールが難しい欠点もあります。よって最初の1打であるドライバーだけ｢テンフィンガーグリップ｣にして、2打以降は別の握り方をする選手もいます。

テンフィンガーグリップの由来

｢テンフィンガーグリップ｣の由来は残念ながら不明です。ゴルフの歴史は石を穴に入れた遊びが始まりなど諸説あり正確には分かっていませんが、現在のスポーツの形となったのは15世紀のスコットランドが発祥とされます。

テンフィンガーグリップの文章・例文

例文1.ゴルフ練習場で最近はスコアが伸びず落ち込む父に｢もっと肩の力を抜いてテンフィンガーグリップを試した方が良いよ｣とアドバイスしたら、逆鱗に触れてしまったのか｢生意気言うな｣と他の客の前で説教を受けてしまた。
例文2.ゴルフは性格が出るスポーツなので、テンフィンガーグリップといった握り方一つでももしかしたら見る人が見れば心の中が読まれてしまうかも知れない。
例文3.いずれはAIがテンフィンガーグリップといった握り方を人間に指導する未来がそこまで迫っている。
例文4.オーバーラッピンググリップからテンフィンガーグリップに変更したら飛距離が驚くほど伸びた。
例文5.まあ正直なところ、初心者同士ならテンフィンガーグリップなどの握り方よりも運動センスのある方がゴルフ対決では勝利する。
｢テンフィンガーグリップ｣を使った例文となります。

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テンフィンガーグリップの会話例

• 

  昔は駅ホームで電車を待つ間に、サラリーマンとかが傘でゴルフスイングの練習をしているんだよ。
• 

  えっ、本当にそんな人いたの？
• 

  いたもなにも傘を持っている中高年オヤジの多くは大半は傘を振り回していたんだって。俺だって、傘をクラブに見立ててテンフィンガーグリップやオーバーラッピンググリップの握り方を確認しながら、鼻歌を大声で歌っていたよ。
• 

  そういえば昔はスマホもなかったし、誰かに撮影されてSNSに挙げられる危険もなかったんですよね。長閑でいい時代だったんだなーって思います。

昔は駅ホームで傘をクラブに見立てて練習するサラリーマンが多かったという話をしています。

テンフィンガーグリップの類義語

｢テンフィンガーグリップ｣の類義語には｢パームグリップ｣｢フィンガーグリップ｣｢バタフライグリップ｣｢ストロンググリップ｣などの言葉が挙げられます。

テンフィンガーグリップの対義語

｢テンフィンガーグリップ｣の対義語は厳密にはありません。しかし、強いて挙げるなら右手を殺す握り方と称される｢オーバーラッピンググリップ｣は対義語に近いかも知れません。

テンフィンガーグリップまとめ

10本指を使ってゴルフのクラブを握る際の方法が｢テンフィンガーグリップ｣です。野球バッドを握るような方法なので初心者や女性などにも向いていて、またリラックスする形から飛距離が出やすいとも言われています。他にも｢オーバーラッピンググリップ｣や｢インターロッキンググリップ｣といった握り方もあり、これらが一般的なゴルフクラブの握り方となります。