限界効用逓減を理解してマンネリをふせぐ

限界効用逓減の法則(げんかいこうようていげんのほうそく)

経済学部の学生さんであれば一度は聞く言葉に「限界効用逓減の法則」というものがあります。しかし、この言葉は実は実際の社会においても非常に多くの場面で当てはまる汎用性の高いキーワードです。話し言葉として「これって限界効用逓減の法則だよね」と言う事は無いでしょうが、概念として覚えておくと色々と腑に落ちる事が多いので、是非覚えておいてください。それでは、さっそくどのような意味合いを持つキーワードなのか見ていきましょう。

限界効用逓減の法則の意味とは

この言葉を説明するにはそもそも経済学科における「限界」の意味を定義しなければいけません。日常使う「限界」という言葉は、ギリギリまで力を出し切れる水準を意味するかと思いますが、経済学においては物事の最小単位の変化を指します。また、「効用」ですが、これは満足度を指しています。そして、「逓減」とは少しずつ減っていくという事です。例えば、アイスクリームを食べる満足度を測る時に、初めに一口食べた時と10口目ではだいぶ満足度が変わるかと思います。つまり、最初に受けた満足度から回数を経るごとに徐々に満足度は低くなっていくという意味になります。

限界効用逓減の法則の由来

この限界効用逓減の法則ですが、イギリスのW.S.ジェボンズ、オーストリアのC.メンガー、フランスのL.ワルラスなどが同時期に発表した概念です。1870年代に提唱されたもので、後に「限界革命」と呼ばれる事になります。

限界効用逓減の法則の文章・例文

例文1.限界効用逓減の法則に従えば、物事は回数を経るごとに満足度が低下していく事になる
例文2.初めて小学校に通い始める子どもがワクワクしていたけど、しだいに以前よりはしゃがなくなったのは限界効用逓減の法則と言える
例文3.限界効用逓減の法則は世の中のほとんどすべての事象に当てはまる
例文4.現状維持をしていたら限界効用逓減の法則で満足度が段々と下がってしまうので、決して歩みを止めてはいけない
例文5.限界効用逓減の法則を意識して仕事をすると毎回お客様に対して異なる提案をしていく必要がある事が分かる
この法則はリアルに現実の多くの場面で意識出来るものです。知っているだけで、物事の理解が深まったり、見方が広がったりするのではないでしょうか。

限界効用逓減の法則の会話例

  • 質問者アイコン

    仕事終わりのビールって何であんなに最高なんだろうね!

  • 回答者アイコン

    ちゃんと働いた証拠じゃない?

  • 質問者アイコン

    でも、本当に最高なのは最初の一杯だけで、それ以降は満足度が得られないんだよね...

  • 回答者アイコン

    それは、まさしく限界効用逓減の法則だね。

上記の会話例のように、ビールは最初の一杯が最高ですよね!でもそれ以降は満足度が減っていくなんて事ありませんか?そういう事を限界効用逓減の法則と言います。

限界効用逓減の法則の類義語

より分かりやすい言葉で置き換えるならば、「マンネリ」という言葉が類義語として当てはまります。

限界効用逓減の法則まとめ

いかがでしたでしょうか。人は同じ事を繰り返す事が非常に苦手です。同時に同じものを受け続けるのは苦痛でしかありません。代り映えしないサービスはいつか必ず廃れてしまうため、常に変化を続ける必要があります。今回の記事を参考にしつつ、日常生活で限界効用逓減の法則を意識してみてはいかがでしょうか。

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