棚卸し(たなおろし)

「棚卸し」とは「決算期の商品の在庫確認と、人や物の欠点を調べたり自己分析する事」です。印象としては商品の在庫確認が強い言葉ですが、実は他にも欠点を調べるような意味が含まれていたのです。在庫数をきちんと調べて把握するのが転じて、派生したという感じでしょう。それでは詳しい解説に入らせて頂きます。

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棚卸しの意味とは

「棚卸し」の意味は以下の通りとなります。
(1)主に決算の際に商品などの在庫数量を確認する作業。物品の有高の調査。
(2)人や物の欠点を一つひとつ数え上げ言い立てる事。
(3)商品の在庫調査から、人の現在や過去を調べる喩え。
(4)「棚卸」「店卸」「店卸し」とも書き同義。
「棚卸し」は簡単に言えば、決算期などに職場や店舗に倉庫などで行われる在庫の一斉調査です。商品の在庫がどのぐらいなのか数量を調べ、「期末棚卸し資産」として確定をさせます。この「棚卸し」の頻度は決算期だけの年1回が最も多いですが、業種や職場によっては四半期決算や月次決算もあるので3ヶ月毎や毎月1度は「棚卸し」という場合もあります。社員からすると面倒な仕事となる「棚卸し」ですが、正確な在庫確認は売上や資産の実態を把握するのに欠かせず、また品不足などの解消にも繋がります。このような意味の「棚卸し」から、比喩として人の現在や過去を調べる事や欠点などを指摘する際にも使われます。これは自らに行う場合は「自己分析」ですが、それを「自己棚卸(し)」とも言い、自分がどのような性格や人間なのか深く掘り下げていくと、本当の性格や将来の願望などが自ずと分かるのです。よって、作業としての在庫確認と人などの欠点や本質調査の喩えとなるのが「棚卸し」で、在庫確認以外で使う場合は大抵で人の批判や文句に分析となり、御託を並べる・屁理屈・粗探し・意地悪・重箱の隅をつつくなども類似表現となります。

棚卸しの由来

「棚卸し」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては”棚”は平安時代中期の辞書「和名類聚抄」(934年頃)などに文言が記されています。”卸し”については文献が発掘されていません。

棚卸しの文章・例文

例文1.普段はまったくやる気がないのに、女子社員と交流が持てる棚卸しの時だけは誰よりもやる気を出す結婚相談所通い中の同僚Aさん。
例文2.妻の直して欲しいところを数ヵ所指摘したら、「棚卸しはやめて!」とヒステリーに叫び出ていってしまった。、
例文3.上司と二人っきりで遅くまで棚卸しをしていたら、終電の時間が迫ってきていい加減に切り上げ帰りたくなったが、そんな表情を察したのか「今日は泊まるか?」と誘われ、どんな意味か分からずに返答に困ってしまった。
例文4.棚卸しが終わったら、飲み会が待っているので早く終わらせよう。
例文5.来週は棚卸しがあるので出荷停止の期間があると、関係する取引先にメール連絡をしておく事にした。
在庫調査や批判・文句として「棚卸し」を使った例文です。

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棚卸しの会話例

  • 質問者アイコン

    忙しそうだけど、何をしているの?

  • 回答者アイコン

    ほら、こうしてチェックしておくと、我が家の日用品が現在どれぐらいか分かるでしょう。出掛けた先で特売などをやっていたら、何を買うのか混乱しないですむ。

  • 質問者アイコン

    なるほどー、流石に気が利くね。一種の棚卸しみたいなものだよね。

  • 回答者アイコン

    そうそう。棚卸しをヒントにして思いついたの。

生活用品の在庫確認をしている妻に関心する夫との会話やり取りです。

棚卸しの類義語

「棚卸し」の類義語には、「インベントリー」「在庫確認」「批判」「難癖をつける」「嫌味」「因縁」「辛辣」などの言葉が挙げられます。

棚卸しの対義語

「棚卸し」の対義語には、在庫調査という意味では「欠品確認」「欠品調査」など、欠点を指摘するでは「美点」「利点」「長所」「取り得」などの言葉が挙げられます。

棚卸しまとめ

「棚卸し」は決算期などで商品在庫を確認したり、人や物の欠点を指摘する事です。会社などで働いていると在庫確認という意味合いが強く、逆に日常生活では人の批判や自己分析などを「棚卸し」や「自己棚卸(し)」と表現する事が多くなります。

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