論う(あげつらう)

「ろんう」と読んでしまいそうですが「あげつらう」と読むようです。この漢字は読み間違いが多い漢字としてよく出てくるらしいですが、若い人でこの言葉を聞いたことがある人や読める人はとても少ないかと思います。
「論」と言う漢字から討論や議論などの話し合う意味であることはなんとなくわかりますが、実際にはどのように使われているのでしょうか。あまり「あげつらう」と言う言葉に馴染みがない方にとっては想像し難い言葉になります。
今回はその「論う」の意味や使い方などをこれから解説していきます。

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論うの意味

些細なことを取り立てて大げさに言うこと、とやかく言うという意味や、論じる、議論すると言う意味で使われています。過去の失敗など細かいことをいちいち取り上げて非難するような意味合いで使われることが多いとされています。

論うの由来

つらうと言う言葉は「動作や状態が長く続くこと」を言います。もともとは議論をすると言う意味で使われていましたが最近では欠点をあげて非難を述べ立てる意味を持ち「欠点をあげつらう」と言う風に使われるようになりました。

論うの文章・例文

例文1.私の上司はミスに対して少し昔の失敗などを掘り起こして論う嫌な上司だ
例文2.彼と口論になり関係のないことまで論われて腹が立った
例文3.専門職を集めてそれぞれの様々な意見を論う
例文4.彼女はみんなの前で私の欠点や短所を論った
例文5.後輩の教育のためだとその後輩の欠点を論う
討論すると言うような意味より揚げ足を取る、欠点を言い当てる意味で使われることが多くあります。

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論うの会話例

  • 質問者アイコン

    君は本当にミスが減らないな、また勝手なことをやったと報告を受けたぞ

  • 回答者アイコン

    すみません。やっておいた方が後で楽になると判断しました

  • 質問者アイコン

    そんなことは君が判断していいことじゃない。前もやらなくていいことをやっていたし、教えていないことをやろうとしたりと本当に君はマニュアル通りにできないのか

  • 回答者アイコン

    確かに勝手な行動してたことありましたけど、そんな前のこと今更論う必要ないじゃないですか。

論うを使った上司と部下の会話になります。

論うの類義語

類義語には「囃し立てる」「口うるさい」「話しあう」「ディスカッション」などがあげられます。

論うまとめ

「論う」は漢字検定準1級の問題に出るそうです。難しい言葉ですが意味がわかれば案外すんなり頭に入るものですね。これを機に「論う」と言う言葉、漢字を覚えて誰かに囃し立てられた時などに使ってみましょう。

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