恩讐の彼方

年配の人と話していると、恩讐の彼方という言葉が登場することがあります。一体何のことだろうと首を傾げていると、正直話の内容がかみ合わないこともあります。恩讐の彼方という言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか。詳しい内容をチェックしていきましょう。

恩讐の彼方の意味とは

恩讐という言葉には受けたご恩と恨み・つらみ…という正反対の意味があります。つまり良いことも悪いことも含め色々な感情を乗り越えたあとの現在、といったおもむきとなります。酸いも甘いも色々なことを経験したあとの、気持ちと語っても過言ではないでしょう。

恩讐の彼方の由来

恩讐の彼方の言葉を考える上において知っておきたいのが、菊池寛さんの小説です。大正の初めに発表された「恩讐の彼方に」という小説には、市九郎という登場人物が出てきます。恋してはいけない相手に恋をした市九郎はみずからの意思で出家をおこない、全国津々浦々旅をおこなう身となります。ご恩とうらみ、相反する人間のヒューマニズムをせきららに描いた恩讐の彼方に。この小説がモデルとなって、このような言葉ができたと伝えられています。

恩讐の彼方の文章・例文

例文1.恩讐の彼方のすえ、和解が成立しました
例文2.人生50も過ぎれば恩讐の彼方に、色々なことがあります
例文3.紛争地域に行ったところ、恩讐の彼方のような光景が広がっていました
例文4.色々な気持ちがあると思いますが恩讐の彼方という言葉のように、気持ちを強く持っていきましょう
例文5.与党と野党は恩讐の彼方のすえ、新しい条例に同意しました
恩讐の彼方という言葉には、良くも悪くも色々な気持ちの揺れ動きがあり、総じて乗り越えたすえに起こるドラマチックな結末をあらわしています。

恩讐の彼方の類義語

恩讐の彼方の類義語として「恩とあだのすえ」「栄光と挫折」「悲喜こもごも」「恨みとなさけの結末」「喜怒哀楽」といった言葉があります。どれも良いことと悪いことを総称して伝える言葉です。

恩讐の彼方まとめ

ビジネスマンとして働いていると、良いことばかりではなく時には意図せぬアクシデントが発生することもあります。そんなときに思い起こしていきたいのが、恩讐の彼方という言葉です。

辛いことや苦しいことがあっても、反対に嬉しいことや楽しいことが待っていることもあります。同様に顧客からクレームなどの恨みつらみがあっても、同時に取引先から感謝されることもあります。良いことと悪いこと全部含めて人生なのだと考えることが、恩讐の彼方という人生観です。気持ちを大きくもつと、いま何をおこなえば良いのか見えてきます。

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