弱肉強食の世界で生きる

弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)

誰もが一度は耳にしたことのある四文字熟語。「弱肉強食」の四文字熟語を聞いて、まさに人間世界でも同じことが言えるとピンとくる方もいっらしゃることでしょう。どちらの立場にせよ、元々は自然社会での言葉を意味する「弱肉強食」。実はこの四文字熟語、中国の漢文から生まれた言葉なのです。

弱肉強食の意味とは

「弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)」は広辞苑では(弱いものが強いもののえじきとなる意)弱者の犠牲の上に強者が栄えることと記載されています。自然界ではこの言語が最も適していると言われても過言ではありません。肉食動物は草食動物を襲い、勝つことで自らの食糧を確保しているのです。人間社会でも例外はなく、権力を持つ者が弱い立場の人間を利用し、利益だけを吸い取るといった比喩で使われることがあります。

弱肉強食の由来

「弱肉強食」は漢文から登場した言葉とされています。唐の文人である韓愈(かんゆ)が僧侶である文暢(ぶんちょう)に送った「送浮屠文暢師序」の文中に記載されています。
「夫獸深居而簡出。懼物之為己害也。猶且不脫焉。弱之肉、強之食。」
文末の“弱之肉強之食”は“弱い者の肉は強い者の食物だ”といった意味です。

弱肉強食の文章・例文

例文1.資本主義は弱肉強食の世界と言えるだろう。
例文2.社会保障は弱肉強食の厳しさを緩和してくれるシステムでもある
例文3.自然界では常に弱肉強食の修羅場である
例文4.現代の人間社会も弱肉強食の世界であることに変わりない
例文5.弱肉強食は自然の摂理である
元は自然界における肉食動物と草食動物の関係性を表した言葉でありましたが、現代社会においても厳しい競争社会「弱肉強食」を用いて比喩されています。

弱肉強食の類義語

「弱肉強食」には代表的な3つの類義語があるとされています。
1つ目は「優勝劣敗(ゆうしょうれっぱい)」。能力の高い者が勝者になり、能力が劣っている者は敗者となる様を指します。次に「適者生存(てきしゃせいぞん)」。自然界では環境に適応できる生き物は競争で勝ち、生き残ることができるという意味です。
最後は「自然淘汰(しぜんとうた)」です。意味は優勝劣敗と似ていますが、環境に順応できるものは生き延びることができ、できないものは滅びるといった意味合いです。

弱肉強食まとめ

自然界では強いものとして肉食動物が勝ち、弱いとされる草食動物は負けてしまうといった例えから生まれた「弱肉強食」ですが、意味と使い方をしっかり理解しておき、いざというときにきちんと利用できるようにしたいですね。

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