信義誠実の原則

日本で暮らしていると、思わぬタイミングで聞きなれない言葉と接することもあります。今回お知らせするのは、信義誠実の原則という定義づけです。信義誠実の原則とは一体どのような条文のことなのでしょうか。重要なビジネスシーンで恥をかかないための、基本的な意味についておさらいしていきましょう。

信義誠実の原則の意味とは

信義誠実の原則はときとして「信義則」と短縮される言葉です。信義誠実の原則には、権利を請け負う者も、義務をまっとうする者も、どちらの立場においても相手の気持ちを裏切らないように正しい行いをすることが大切だ…という理論です。民法1条では同じ意味あいの言葉が入っており、憲法の上においても信義誠実の原則は重要な位置を占めています。

信義誠実の原則の由来

信義誠実の原則は、昭和22年に民法第1条に追加された概念です。この概念をベースに組み立てられたのが、平成8年に施工された訴訟における信義誠実の原則です。日本より先に信義誠実の原則について条例制定をおこなったのが、フランスやドイツなどのヨーロッパ諸国です。ヨーロッパから生まれた信義誠実の原則が日本の見識者によって国内に持ちこまれ、民法化されたというのが大方の見方です。

信義誠実の原則の文章・例文

例文1.不動産契約において、信義誠実の原則は非常に重要だ
例文2.信義誠実の原則に基づいて、業務をおこないました
例文3.信義誠実の原則の観点から、告訴に踏み切りました
例文4.顧客の信頼を勝ち取るためには、信義誠実の原則にのっとって行動することが大切だ
例文5.あの企業は信義誠実の原則の概念が、はなはだ欠如している
社会的なモラルが低下していくなかで、改めて信義誠実の原則の大切さが問われています。信義誠実の原則に背くおこないをしていないか、それぞれの企業や顧客が再度点検することが必要な時代に入っているのかもしれません。

信義誠実の原則の類義語

信義誠実の原則の類義語として、信義則・道義を重んじる・忠義一徹・滅私奉公・勤勉などの言葉があります。江戸っ子のポリシーとして、義理と人情という言葉がありますが、それに近い意味合いをもつのも信義誠実の原則です。

信義誠実の原則まとめ

信義誠実の原則には権利と義務それぞれをおこなう立場の者が、相手の期待を裏切らない正当なおこないをすることを定めた原則です。フランスなどヨーロッパ諸国で生まれた概念ですが、その後日本にこの思想が持ち込まれるようになりました。社会的なモラルが重視され企業としての組織力が試されるなか、いま改めて信義誠実の原則を誠実に守り抜くことの重要性が問われています。

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