与する(くみする)

「与する」とは「仲間になるや同意する」という意味の言葉です。「組する」とも書く事から、どこか同じチームやグループという感じがありますし、全面的ではないにしろほぼ同意するとも受け止められる言葉ではないでしょうか。まるで大人同士が腹の底を隠し合いながら表面上は仲良くしているようで、そんな「与する」について調べてみました。

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与するの意味とは

「与する」の意味は以下の通りとなります。
(1)仲間入りする。味方になる。
(2)同意する。
(3)「組する」とも書き同義。
”与”は「仲間になる」「関わりが出来る」「与える」で、そこから上記の様な意味合いです。通常は「与える」という印象が強く、例えば給与・供与・授与・賞与といった言葉からもその様に思ってしまいます。その一方、与党・与国の様に仲間や同じ関係の間柄という言葉でもあり、仲間だから相手に金品などを与えるとなるのです。また、仲間の意見に同意したり賛成するともなり、云わば絶対的な賛成もありますがそれより、味方や仲間なので周囲の空気を察して同意したとも受け取れます。例えば、全面的に賛成なら諸手を挙げて大歓迎している様が窺えますが、「与する」はそれこそ概ねで同意したり、仲間なので反対はしませんよというニュアンスに近くなります。味方になるも同様で、切磋琢磨してきた信頼関係が成立している昔からの仲間というよりも、敵対しないや仲間の仲間なので味方同士といった感覚が近いです。よって、協調・承諾・受入・要求を呑む・歩調を合わせる・同盟などとも類似となる言葉が「与する」です。

与するの由来

「与する」の由来は、残念ながら不明です。文献としては、鎌倉時代の軍記物語「平家物語」、江戸時代の歴史書「南蛮寺興廃記」などに文言が記されています。

与するの文章・例文

例文1.転校生が早々と不良グループに与する姿から、彼はクラスや学校生活の生き方が十分過ぎる程に分かっているようだ。
例文2.上司や妻とはまったく意見が合わず面倒なので、今では決して否定をせずに黙って与するのが無難だと悟った。
例文3.影響力が大きい町内会長が反体制側に与すると、これまで勢い付いていた反対派は次第に勢力が弱まり、選挙結果がどちらに転ぶか予断を許さなくなってきた。
例文4.妻とパートナーが威嚇気味に離婚を迫ったので、渋々だが与する事にしたが、その裏では弁護士に相談済みなので慰謝料を請求してやると内心ほくそ笑んでいる。
例文5.与党には自浄作用はまったく期待できなく、モリカケに桜に官僚接待があっても、若手からベテラン議員まで黙って与する事で時間が流れるのを待っているだけで失望する。

同意や仲間といった意味で「与する」を使った例文となります。

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与するの会話例

  • 質問者アイコン

    悪いけどお弁当買ってくるなら、俺の分も頼んでいいかな? 何でもいいからさ。

  • 回答者アイコン

    えー、仕方ないですねー。じゃあ、唐揚げ弁当でいいですか?

  • 質問者アイコン

    うん。与するよ。じゃあ、任せたよ。

  • 回答者アイコン

    分かりました。じゃあ、行ってきます!

職場にて、仕事が忙しい男性が女性に弁当を買ってくるように頼んでいる会話です。

与するの類義語

「与する」の類義語には、「味方」「助太刀」「加担」「連携」「関与」などの言葉が挙げられます。

与するまとめ

「与する」は読むのも難しい難解な言葉ですが、仲間になる、味方になる、同意するという意味で、深い関係とも受け取れますが同時に仕事上などで近い関係を示すとも理解できます。穿った見方なら、学生時代の絶対的な仲間というよりも、政治の与党などで使われる事からも考えが一致する仲間であり、違う点もあるがそれを踏まえて現時点では協力したり意見に同意しているとも解釈ができます。

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