ジニ係数

経済・社会用語で、所得や資産の不平等や格差を示す重要指標が、「ジニ係数」です。日本でも近年は経済格差が何かと話題になるので、ますます取り上げられる事が多くなると想定できます。
イタリアの経済学者コラド・ジニ氏が考案した事で知られ、国全体の所得に対して各世帯への分配を調べる際に用いられています。

ジニ係数の意味とは

1936年、イタリアの経済学者で統計学者のコラド・ジニ氏が考案した、「所得格差を測る指標」が「ジニ指数」です。ジニ係数の計算式は、正式なものは難解で理解をするのは難しいです。

計算結果の数値(係数)は、0から1までの間となり、1に近付くほど不平等で社会格差が大きいと判断できます。完全平等は0になりますが、これは事実上不可能な値です。望ましい値は0.2~0.3とされ、0.4以上で社会不安定化の警戒ライン、0.5以上でかなりの不平等、0.6以上で暴動発生とされています。
気になるのは日本のジニ係数ですが、2013年度調査では15位(0.33)と意外に高いのが判明しています。以下はランキングベスト5となります。
 1位・チリ(0.47)、2位・メキシコ(0.46)、3位・アメリカ(0.4)、3位・ロシア(0.4)、5位・トルコ(0.39)
この結果から判明するのは、先進国と途上国の値にあまり差がないので、ジニ係数も完全なる所得格差を図る指標として成り立っていない事が分かります。アメリカの様な大国で世界有数の富豪が集まる国と、途上国を混合するのは無理が生じます。

また、税金や社会福祉など諸々の条件によっても状況が変化するので、ジル指数が高い途上国も、一概に社会不安定と結論ありきにはなりません。
ジル係数を求める際には、ローレンツ曲線も理解しておく必要があります。詳しい説明は割愛しますが、ペアとして覚えておくべきです。
ローレンツ曲線…アメリカの統計学者ローレンツ氏が考案した、所得分布の不平等度を測定する曲線。

ジニ係数の由来

ジニ係数は統計学者が考案した、現代でも通用する概念です。ジニ係数は、発案者のコラド・ジニ氏の名前がそのまま取られ、現在でも通用されています。ジニ氏は比較的裕福な生まれで、当初は経済学以外に生物学や数学にも幅を広げていたが、1925年にローマ大学教授となってからは統計学発展に寄与し、ジニ係数が1936年に発表された。

ジニ係数の文章・例文

例文1.日本のジニ係数は年々上昇傾向である
例文2.日本も社会格差が広がりジニ係数に反映される
例文3.ジニ係数はアメリカも高い
例文4.一般的には途上国や後進国のジニ係数が高くなる
例文5.高齢化と少子化も日本のジニ係数上昇に影響している
ジニ係数は世界のランキングとして見るより、一国の値を前年度比する事でより見えてくるものがある。また、税金や社会保障なども加味して総合的に判断するべきである。

ジニ係数の類義語

ジニ係数は社会不平等や格差を示す指標ですが、「経済格差」「経済的不平等」「人間貧困指数」「クズネッツ曲線」も同様の意味合いとなります。

ジニ係数まとめ

今後は日本でもジニ係数が、メディアに取り上げられる頻度が増えるので、確実に覚えておくと捗るものです。経済的な社会格差を示す指標としては、いくつかの問題点を踏まえても非常に重要で、経済状況を把握するのに役立ちます。
日本のジニ係数は年々増加していて、そこには所得格差もあるが、若い年代の薄給や少子化、高齢化や増税などが複雑に絡み合っています。

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