危機一髪(ききいっぱつ)

危ない!死ぬかと思った!なんてことが起きた時、「危機一髪」なんて言葉、使いませんか?よくテレビの番組で見たり、状況を一言で表すために使用される言葉です。今回はそんな「危機一髪」の意味について説明したいと思います。

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危機一髪とは

少し状況が違えば、極めて危険な状態になっていた場合。またはその危険な状態のことを「危機一髪」と言います。基本的には何か危ないことが過ぎ去った後に、使用される言葉です。よく「危機一髪」の「髪」を「発」と間違える人がいます。危機一髪の漢字が「髪」である理由には、「髪の毛一本分の差で危なかった」という意味が含まれるます。由来を一度覚えることで、漢字を間違えないようにしましょう。
また、同じような意味の「間一髪」という言葉がありますが、こちらの漢字も同じ理由で「髪」をいう漢字が使用されています。

危機一髪の由来

中国の文人である、韓愈(かんゆ)著作の「与孟尚書書(もうしょうしょにあたうるのしょ」に出てくる、「一髪の千鈞(せんきん)を引くが如し」という表現が由来となっています。
「鈞(きん)は昔中国で使用されていた重さの単位です。1鈞がはおよそ18kgなので千鈞は約18tとなります。訳すと「一髪の千鈞を引くが如し」は「髪の毛で18tの重しを引いて髪が千切れそうな状態だ」という意味です。この髪の毛を使用した危ないという表現が、日本で使用される「危機一髪」の大元となっています。ちなみに人間の髪の毛は、一本で150gの荷重に耐えられるそうです。
日本人は髪の毛は一本一本太いため総数は10万本、欧米の方だと15万本髪の毛があり、総数での耐荷重は単純計算でも1.5tはあります。まとまれば纏まるほど耐荷重は増えるので、1.8tは確かにギリギリ髪の毛が切れない重さだったのかもしれません。

危機一髪の文章・例文

例文1.直線で車が猛スピードで僕に向かってきたが避けることができた。危機一髪のところだった。
例文2.危機一髪というぐらい瀬戸際な状態だった。
例文3.危機一髪セーフ!
例文4.子供の頃川に落ちたが、危機一髪近所の人に助けられた記憶がある。

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アンチの会話例

  • 質問者アイコン

    この間通勤途中の道路で信号待ちの間、目の前で自動車同士の事故があったんだ。

  • 回答者アイコン

    ええ!危ないね、大丈夫だったの?

  • 質問者アイコン

    本当に目の前で、信号が青になって渡ろうと思った瞬間だったから、怖かったよ…。

  • 回答者アイコン

    まさに危機一髪助かったのね。ともあれあなたが無事でよかったわ。

交通事後が目の前で…なんて、自分の身には起きない保証はどこにもありません。
皆さんも周囲には気をつけてください。どれだけ気をつけても、足りないくらいだと思います。

危機一髪の類義語

危機一髪の類義語は、「間一髪」「九死に一生を得る」などが挙げられます。

危機一髪まとめ

肝を冷やすような体験をした際に使用できる言葉ですが、この言葉を使用するような状況には出来るだけなりたくないですね。

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