財産(ざいさん)

財産とは、経済的価値を有するもの全般を指す言葉で、個人もしくは団体に帰属するもの双方で使用されます。ですが、経済的以外にも価値のあること・ものに対しても、日常的に使われることの多い言葉です。

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財産の意味とは

財産は、土地に関するものは不動産、それ以外を動産といい、ある一定の情報に関する財産のことは知的財産と呼ばれています。金銭は動産にあたります。
個人の財産は私有財産と呼ばれ、その経済的権利は、財産権として憲法で保障されています。ただし、この財産権の保障は「公共の福祉に反しない限り(憲法29条)」という制約が設けられています。

財産の由来

かつて、国などの圧制によって個人の自由が侵害されていたことから、個人の自由と独立を守るために、個人の有するお金や土地などの経済的基盤を財産権として保障するようになりました。財産権は基本的人権の一部に含められます。

財産の文章・例文

例文1.財産とはいっても、この山は売っても二束三文で大したお金にはならないね。
例文2.このコレクションも、オークションに出せば値段がつくだろうから、財産になる。
例文3.こんな中古車では、財産的価値はないよ。
例文4.自分の財産は、すべて孫に譲るつもりだ。
例文5.健康は、お金に勝る財産だ。
金銭的価値のあるものの他に、健康や人間関係・環境など、お金と同等もしくはそれ以上の価値があると認められるものにも、一般的に財産という言葉が使われます。

財産の類義語

財産と近い言葉では「資産」が挙げられます。資産は、会計用語で勘定科目の区分のひとつです。広義では、各家庭や国が持っている金銭や土地、有価証券など経済的に価値のあるものの総称として使われますので、財産と近い意味合いで用いられています。

財産まとめ

本来の経済的価値だけではなく、他の側面から見て価値のあるものにも財産と表現するようになってきています。特に不況の時代には、経済面だけではなく文化や環境などにも目が向けられることが多く、価値観は多様になります。一言で財産と言っても、各個人によって「財産とは何か」との問いの答えは異なるようです。

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