「識字率」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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識字率(しきじりつ)

世界全体での「識字率」は、平均で約80%とされていますが、日本だけでみると99%以上と世界平均を上回っています。しかし、その一方でアフリカなど途上国での「識字率」の平均は約60%にまで低下します。そもそもこの「識字率」とは、どういった意味をもつ言葉なのでしょうか?今回は「識字率」について詳しくご紹介していきます。

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識字率の意味とは

「識字率」とは、文章を読み書き、理解ができる人の割合のことを指します。また、「識字」は英語で「リテラシー(literacy)」と言い、文章だけに限らず様々な情報の読み書きや理解ができることを指す場合に使われます。

識字率の由来

日本の「識字率」は江戸時代の頃から既に高く、明治時代以降も向上していきました。現在では、子供の100%が教育を受けられるということもあり、日本の「識字率」はほぼ100%とされています。
しかし、この数値は60年以上も前に実施した調査の結果であるため、今現在の正確な数値は不明です。
また、日本の「識字率」は高いとされていますが、複雑な文章の読み書きや理解できるという意味の「機能的識字率」は低いと指摘されています。
これは、IT技術の発達によりコミュニケーションが簡単に行えるようになったため、複雑な文章の読み書きや理解をする機会が減ったことが原因ではないかと考えられています。

識字率の文章・例文

例文1.紛争地域の識字率は他の地域よりも極めて低い。
例文2.識字率がほぼ100%の国がある一方で、15%の国もある。
例文3.日本は機能的な識字率は低いと指摘されている。
例文4.識字率向上のため、発展途上国では子供が教育を受けられる環境づくりが行われている。
例文5.スマートフォンの普及により、日本の識字率は低下しているのではないかと指摘されている。
基本的な識字は、10代のうちに身につくとされています。

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識字率の会話例

  • 日本の識字率は高いけど機能的識字率は低いと言われているね。

  • うん。複雑な文章を読み書きする機会が減ったことが原因と考えられるね。

  • 今はスマホやパソコンでなんでもできるからね。便利すぎるのは罪かもしれないね。

  • IT技術に人間が置いてけぼりをくらってしまうんじゃないかと心配だよ。

時代や環境によって識字率は変動すると言えるでしょう。

識字率の類義語

「識字率」と似ている言葉には「リテラシー」や「読解力」などの言葉があります。

識字率まとめ

今回は「識字率」について詳しくご紹介していきました。
世界での「識字率」は平均約80%と数値的には高いようにみえますが、世界の約20%、つまり10人に2人の割合が文章の読み書きや理解が出来ない状態ということなのです。文章の読み書きや理解する能力がないと、仕事を選べなかったり、様々なサービスを正しく受けることができないなどの問題がおこります。
近い将来、世界中の誰もが教育を受ける機会が均等に与えられることを望んでいます。

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