「諫める」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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諫める(いさめる)

チームの中で一番年下だったとき、言いたいこと・思っていることがあっても、なかなか先輩にアドバイスできない事があります。そんなモヤモヤした気持ちを後押ししてくれるのが「諫める」という言葉です。正しく助言をおこなうとは、一体どんなことなのか。円満なコミュニケーションのヒントを、一緒に探しにいきましょう。

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諫めるの意味とは

諫める(いさめる)とは、一般的に若輩者が目上の人に対して、アドバイスや忠告をおこなうことを示しています。年下の人が自分より年上の人に向かって「この点が間違っているから、こうした方がいいですよ」と具体的な道すじを教えてあげることを意味しています。日本の仕事現場では部下が上司に苦言を呈することが、悪いという風潮があります。ときには「悪いことは悪い」と伝えることの大切さを、諫めるは教えてくれているのです。

諫めるの由来

諫めるという言葉が生まれたのは、南北朝時代のころ。当時流行った軍記物語・太平記には「諫める」に通じる「諫言」の言葉がしるされています。それによると重大な将軍のひと言によって、もう無理だと思った敵に打ち勝つことができたこと…が記されています。たとえ自分が不利になってしまっても、本当に相手のことを思ってつたえた言葉は、生きた言葉として相手の耳に残ることがあります。諫めるには、武士の心意気がこめられているのです。

諫めるの文章・例文

例文1.愚行が目にあまり、兄を思わず諫めました
例文2.不正をごまかそうとする上司を諫め、本来のことを警察に話すように説得した
例文3.父をこれ以上諫めることは、私にはできない
例文4.これからの会社の在り方を、社長に諫めた
例文5.あなたに諫めてもらい、気持ちが軽くなりました
自分より上の立場の人に忠告をおこなうことは、とても心苦しいものです。環境をかえようと本気で思うのなら、ときには身を切る覚悟も必要なのかもしれません。

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諫めるの会話例

  • この間の喧嘩激しかったね。あの人が本気で怒ったら、きっと被害が及ぶよ。

  • あの時諫めてくれる人がいなかったらと思うと、背筋が凍るね。

  • 本当に被害が出なくてよかったよ。あの人との距離感も考えてしまうよね。

  • 本当にね。

あまり諫めるという言葉で、良い印象の会話は生まれません。自分の行為で諫められることがないようにしたいですね。

諫めるの類義語

諫めるの熟語として、諫言(かんげん)があります。諫言も諫めると同じ意味があります。似た言葉の訓戒(くんかい)は善悪の意味を教えて、正すという内容の言葉です。

諫めるまとめ

諫めるには年下の者が、年上の人の悪いところを指摘して改めるように促す言葉です。ひとつの組織に属していると、ときに「上司の汚点」に目をつぶらなくてはならない事もあります。けれども長期的なスパンで物事を考えたとき、それはあくまで「その場しのぎ」でしか過ぎないこともあります。
真実を伝えて戒めるというのは、勇気がないとできないこと。組織や相手のことを思って、ときに忠告することの大切さを「諫める」は私たちに教えてくれています。

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