袋の鼠(ふくろのねずみ)

絶体絶命のピンチの際には「袋の鼠」という言葉が、数多くの作品で使用されています。中でも、刑事ドラマでは犯人を追い詰めたら、必ずセリフとなるぐらい広く浸透しています。実に的確に状況を説明し、誰もがその場面を思い浮かべられる事から、これほど便利な言葉もありません。そんな「袋の鼠」について、解説をさせて頂きます。

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袋の鼠の意味とは

「袋の鼠」の意味は以下の通りとなります。
(1)逃げ出す事が出来ない状態。絶体絶命
(2)袋に逃げ込んだ鼠のように、追い詰められ逃げ出す事が出来ない喩え。
(3)「袋の中の鼠」も同義。
刑事ドラマの刑事や警官が犯人に対して、他にも不良などに追い込まれた学生が使う印象が強い「袋の鼠」という諺ですが、他にも借金苦であったり仕事がピンチ等々で、置かれている立場が非常にまずい時に使われます。ヒーロー物の作品では、この様な状態からでも大逆転をするものですが、実際にはここまで追い込まれると挽回するのは難しいものです。袋に追い込まれた鼠に例えているので、それぐらい脱げ出すのが難しい大ピンチという状況を物語っています。それぞれの立ち位置で使った際の意味が違ってくるので、「絶体絶命でもう終わり」と諦めでもあり、また逆に「僅かに可能性が残っている」とも解釈できます。

袋の鼠の由来

「袋の鼠」は、室町時代に誕生したとされる三味線を使った「浄瑠璃」の作品「浦島年代記」(1722年)が由来とされています。そこには「大将平馬は此社壇に袋の鼠ただ取こと」とする一文があり、これが「袋の中の鼠」となり略された「袋の鼠」になったと伝えられています。

袋の鼠の文章・例文

例文1.薬物事件で芸能人が逮捕されると、張本人は捕まるまで袋の鼠のようで生きた心地がしなかったと察する。
例文2.俺の人生は行き当たりばったりで、毎日は袋の鼠みたいな綱渡りだ。
例文3.給料日前は、お金がなくなり袋の鼠みたいにギリギリで生活している。
例文4.高校生の時に父親がリストラされ、あの頃の我が家は袋の鼠という表現が見事に当て嵌まった。
例文5.結婚したくなかったが、長年付き合っていた彼女に何度も要求され、遂には袋の鼠になるほど追い込まれ渋々納得したが、不思議なもので今では十分幸せだ。

「袋の鼠」はネガティブな意味なので、その様なパターンの例文です。

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袋の鼠の会話例

  • 質問者アイコン

    そっちは、あまり無駄遣いとかしないタイプだよね。

  • 回答者アイコン

    私は無駄遣いもギャンブルもしないよー。

  • 質問者アイコン

    こっちは、友達といるとつい気が大きくなって、金遣いが荒くなって。この前も、給料日前なのにパチンコと競馬で負けて、そのまま居酒屋で管を巻いたよ。そしたら、お金が本当に一円もなくなって、袋の鼠みたいに追い込まれて焦ったよ。

  • 回答者アイコン

    もういい年の大人なんだから、やめなよ。そんな無茶な事をするの。実家の両親が泣いているよ。

給料日前なのに有り金を使い込み、「袋の鼠」のような状態になったという会話です。

袋の鼠の類義語

「袋の鼠」の類義語には、「八方塞がり」「万事休す」「手負いの獣」「手負いの獅子」などの言葉が挙げられます。

袋の鼠まとめ

「袋の鼠」とは、逃げ出せられない絶対絶命の大ピンチを表現する諺です。世に溢れる鼠を使った諺の中でも、最も有名な一つです。強いて言うなら、絶対絶命だが、まだ結果は出ていないので僅かな希望がある時も使える言葉です。

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