自助(じじょ)

ジョジョではなく自助という言葉です。強い精神を持つというテーマにおいてはこの作品も似た意味を持ったものになっているのですが、自助とは自分で自分を助けるといった意味を表した言葉となっています。
今回はそんな「自助」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

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自助の意味とは

「自助」とは、自らが自らの体と力で目の前の課題、問題を解決したり、物事や達成目標を成し遂げたりするような動作、そのさまを表すような言葉となっております。
防災対策における大切な三つの心得として「自助、共助、公助」という形で用いられるなど、主に国や組織が呼びかけるものとして扱われれることが一般的な言葉となっています。

自助の由来

「自助」というこの言葉。この言葉が最初に用いられたのは一説では中村正直という明治初めの頃の啓蒙思想家が翻訳した、サミュエル・スマイルズというイギリスの著述家が執筆し、1859年に出版した「Self-Help」という本を1872年に「自助論」という形で翻訳したものが始まりではないかと考えられています。
また、この本では冒頭で「天は自ら助くる者を助く」という一句が載せられており、この一句が元となって「自」と「助」という文字の繋ぎ合わせでこのような意味を持つ言葉として広まったのではないかとされています。

自助の文章・例文

例文1.災害時は自助努力が大切だ。
例文2.「自助、共助、公助」の精神を大切にしてこの災害を乗り切る。
例文3.自助。こんな絶望的な状況でも、私は負けない。
例文4.怠け者の私は自助という言葉が嫌いだ。
例文5.金融庁が自助の重要性を呼びかけている。

自助は日常会話ではあまり見られるような言葉ではありませんね。

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自助の会話例

  • 質問者アイコン

    隣の会社の高橋さん、この間事故に巻き込まれて危うく大怪我しそうになったのですが、

  • 回答者アイコン

    事故に!

  • 質問者アイコン

    普段から鍛えていたおかげでなんとか事故を回避することができたそうです。

  • 回答者アイコン

    まさに自助努力が実った瞬間ですね。

自助という言葉は「助ける」という文字が入っているため「普段の自分の行いが、後の自分を助ける」ような場面を想像すると、解りやすい言葉かもしれませんね。

自助の類義語

自助の類義語としては、「独力(どくりょく)」や「自立(じりつ)」などの言葉が挙げられます。

自助まとめ

自助という精神性は非常に大切にすべきものかもしれませんが、人は決して一人では生きていけないもの。
災害の時だけでなく、本当に困っている人がいれば自助という精神など捨てて助けるべきでありますし、また自分が本当に困っている時には頼れる人や機関に頼るべきでもありますよね。
これを踏まえれば無責任な、軽率な自助の呼びかけや強要は、大きな反感を生むことにもなりかねません。
自助という心構えは自分にも周りの人にも注意して使っていきたい言葉と言えますよね。

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