祝意(しゅくい)

「祝意」とは「喜ばしい出来事を祝福する気持ち」です。おめでたい席だからこそ上品で畏まった物言いをするのが日本らしいマナーであり、そんな場では日頃はあまり使わない言葉が多用されます。「祝意」もそんな祝いの席ならではの嬉しい気持ちを伝えたり、何かをプレゼントする際の独特な表現となります。

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祝意の意味とは

「祝意」の意味は以下の通りとなります。
 (1)喜びを祝う気持ち。祝いの心。賀意。
 (2)めでたい事を喜ぶ感情や気持ち。
”祝”は「めでたい事を喜ぶ」「祝う気持ちを示す言葉や金品」「神を祭る所」、”意”は「心の中の思い」「気持ち」「考え」で、めでたい事や喜ばしい事をお祝いする気持ちが「祝意」です。これは気持ちや感情なので本来なら内に秘めたものでも良いのですが、一般的にはその気持ちを相手にも伝わるように言葉にしたり、金品として贈ったりする事を「祝意」とします。ですから、何かしらの喜ばしい出来事に対して「祝意を述べる」「祝意を表する」「祝意を表明する」といった使い方がされます。しかし、通常は「祝意」よりも「祝辞」や素直に「お祝い」を使う方が多くなるので、祝電などで用いる文語的な表現とも受け取れます。

祝意の由来

「祝意」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては鎌倉時代の軍記物語「太平記」などに文言が記されています。

祝意の文章・例文

例文1.結婚式のサプライズで招待していなかった上司から祝意のメッセージが届き、少々複雑な気持ちになった。
例文2.政治世界は何かとパーティーを開いては祝意を表する事ばかりしているが、それも全て政治献金や選挙に勝つためで実に馬鹿らしい。
例文3.世界で活躍するあの人にやっと祝意を伝える事が叶って、心がほっとした。
例文4.成人式で市長が新成人に祝意を伝えたが、紋付き袴姿の半グレに憧れる二十歳の男たちが一斉に壇上に登り騒ぎ始めカオスな様相となって収拾がつかなくなった。
例文5.40を過ぎてマッチングアプリで知り合った相手と結婚が決まり、田舎の親戚達から祝意を表すると歓迎されたが、内心バカにしているに決まっている。
「祝意」を使った例文となります。

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祝意の会話例

  • 質問者アイコン

    今度、友達の結婚式があるんだけど…。

  • 回答者アイコン

    おめでたいじゃないの。でもご祝儀が痛いわね。3万円でしょう?

  • 質問者アイコン

    本当だよ。誰がこんな相場決めたんだよ。それに友人代表で祝意を伝えるあいさつをするのも決まって…、本当に最悪な気分だよ。

  • 回答者アイコン

    結婚式前からそんなに憂鬱で、お祝いする気持ち指数はゼロじゃない。

友人の結婚式が決まり祝い金や祝辞で憂鬱になっています。

祝意の類義語

「祝意」の類義語には「祝辞」「祝福」「慶賀」「祝う」「祝賀」「慶祝」などの言葉が挙げられます。

祝意の対義語

「祝意」の対義語には「呪う」「弔する」「呪い事」「呪詛」などの言葉が挙げられます。

祝意まとめ

喜びの気持ちであり祝いの心が「祝意」です。相手へのお祝いとして気持ちを表明したり金品を贈るなどを「祝意」や「祝意を表明する」として、要するにめでたい際に使われる言葉となっています。

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