痛客(いたきゃく)

「痛客」とは「水商売や風俗店で働く女性スタッフから嫌われる迷惑や呆れる行為をする痛いお客」です。アルコールが提供されたり、性欲を発散させる現場で働くのは精神的な負担が大きく、それには悪い意味で個性的なお客が多いのも関係をしているようです。普段は大人しい男性も夜のお店では急に大胆になるので、自分が「痛い」と思われているのが理解できないのでしょう。それでは「痛客」の解説となります。

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痛客の意味とは

「痛客」の意味は以下の通りとなります。
 (1)キャバクラなど水商売や風俗業界の専門用語で、女性スタッフに迷惑や不快にさせる行動をする「痛いお客」の呼び名。
 (2)みっともない客、無理やり強要する客など痛い行動をするお客の事で、水商売や風俗店の従業員から嫌われるお客をまとめた総称。
「痛客」はキャバクラやガールズバーに風俗店などの迷惑なお客の事で、要するに勤務する女性スタッフから特に嫌われる「痛いお客」を略した言葉です。対応した女性スタッフや男性従業員が我慢の限界や呆れから呼ぶようになるので明確な定義はありませんが、よくある「痛客」の特徴としては、体や服装が不潔・口が臭い・連絡が多すぎる・話が重いや退屈・乱暴なプレイ・上から目線で説教する・酒を大量に飲ませる・店外デートを何度も誘う等々で、細かく挙げればキリがないほどあります。お客という立場を利用し女性スタッフに無意識でもマウントを取るような客は「痛客」となり、逆に丁寧で紳士的な対応をするお客は「良客」「神客」「上客」といった風に呼ばれます。しかし、普通のお客は大抵問題ない「一般客」で、「痛客」となるのはかなりの迷惑な個性を持ったお客です。また、金持ちアピールや喧嘩自慢、体臭を気にして強烈な香水をしたり、派手すぎるファッションなども「痛客」と呼ばれる可能性が十分にあります。

痛客の由来

「痛客」の”痛”は元々は「イタイ」「痛い人」「痛い子」「痛い女」といった形で、2000年代に入ってから若者用語として使われ始めました。それ以前では「ヤバイ」「ダサイ」などの言葉が流行っていたので、当時は「ダサイ」などよりも酷くて痛々しいとして使用されるようになります。その流れから2005年頃から迷惑なお客が「痛客」と呼ばれ始め、現在に至ります。

痛客の文章・例文

例文1.人気ラーメン店の行列に並んでいたら、バイカー集団が爆音を鳴らしてやってきて周囲を威圧するように大勢で列の後方に並び始めたが、仲間同士で大声で叫びタバコを吸うなどマナーが最悪でこんな痛客は免許を没収してもらいたい。
例文2.コンビニも痛客の宝庫で偶に見掛けるぐらいならいいが、店員さんは大変で気の毒に思う。
例文3.時々キャバクラに遊びに行くが、お気に入り目当てではなく痛客を観察するのが楽しいからだ。
例文4.客商売は痛客やキモ客で成り立っている商売とも言えるので、実際は我慢をするしかなく、だからその不満がネット上で爆発しているのだろう。
例文5.痛客が多いのは日本の教育が間違いで、中学や高校の授業で社会に出ればどんな行為をすると迷惑なのかきちんと教えるべきだ。
「痛客」についての例文となります。

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痛客の会話例

  • 質問者アイコン

    もう仕事の時間じゃないの?

  • 回答者アイコン

    今日はサボるからいいの。

  • 質問者アイコン

    サボるのはまずいんじゃない。お店には連絡したの?

  • 回答者アイコン

    連絡は入れた。店には、私ばかり指名する痛客を何とかしないともう働けないって伝えたわ。

水商売で働く女性が「痛客」の対抗手段として、お店に行くのを拒否しているという内容です。

痛客の類義語

「痛客」の類義語には、「地雷客」「クソ客」「迷惑客」「キモ客」などの言葉が挙げられます。

痛客の対義語

「痛客」の対義語には、「良客」「神客」「太客」などの言葉が挙げられます。

痛客まとめ

「痛客」は水商売や風俗業界で使われる専門用語で「痛いお客」の事です。お店で働く女性スタッフが不快や迷惑に感じる事を平然としたり、また不潔や不気味に気持ち悪いお客が「痛客」と呼ばれます。

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