「疑心暗鬼」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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疑心暗鬼(ぎしんあんき)

何か不安な事がある時、ひとたび疑い始めるとその他の事まで全て疑わしく、恐ろしく感じてしまう心理状態になる事があると思います。そんな状態のことを表す四字熟語に「疑心暗」という言葉がありますが、どういった意味や由来があるのでしょうか。今回は類義語なども併せてご紹介していきます。

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疑心暗鬼の意味とは

本来「疑心、暗を生ず」という言葉ですが、それを略して一般的には「疑心暗」という四字熟語として使われるようになりました。これには「疑心が起こると(ありもしないの姿が見えるように)何でもないことまで恐ろしくなる」という意味があります。疑いの心を持っていると居もしない暗闇の亡霊が目に浮かんでくる、という意から「疑い深さから、あらぬ妄想に捉われる」事のたとえとして使われるようになりました。

疑心暗鬼の由来

この四字熟語の漢字にはそれぞれ「疑心」は疑う心、「暗」は暗闇の中の亡霊という意味があり、「疑心が起こる事によって暗闇に亡霊まで見える気がしてくる」いうとような心理状態に陥る事を表します。また「暗」の部分は「闇」とも書く場合もあります。

疑心暗鬼の文章・例文

例文1.一度疑い始めると、何でもないことまで疑問や不安を感じたりと疑心暗になってしまう
例文2.ネガティブな性格の人はどうしても疑心暗になりやすい
例文3.疑心暗の状態に陥っている時は、何を言われてもマイナスに捉えてしまう
例文4.疑心暗になってしまう前に、冷静に客観的に考える事が大切だ
例文5.つい疑心暗になていたが、よくよく考えてみれば、なんて事ない状況なんだと気が付いた
一度疑い始めると、暗闇の中にいるはずのない亡霊の姿が見えてくるように何でも疑い、恐ろしく思ってしまうような心理状態のことを表します。

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疑心暗鬼の会話例

  • 表情が引きつっているけど、どうかしたの?

  • 友達にちょっと小さな嘘を付かれて…それからは人のいう事が全部嘘なんじゃないかって疑い始めてしまって、何を信じたら良いのかわからなくなっちゃって。

  • 一個の嘘をきっかけに疑心暗鬼になっちゃったんだね。でも、そんなに思い詰めるほど悪い人ばかりじゃないと思うよ。

  • そうだよね、ちょっと不安になりすぎてたみたい。そう考えたら気持ちが晴れてきたよ。

小さなきっかけで他の色々な事まで恐ろしく思えてしまっていた、という会話です。このような疑心暗のときは「いもしない亡霊が見える」ように思い過ごしや取り越し苦労の場合が多いようです。

疑心暗鬼の類義語

類義語の「杯中蛇影(はいちゅうのだえい)」は、一度疑い始めると何でもない事にも怯えて疑い深くなり苦しむ結果になるという例えで、病は気から起こるものなのであまり心配しない方がよいという意味もあります。また「風声鶴唳(ふうせいかくれい)」という言葉は、怖気付いてわずかな事にも恐れおののくことの例えで、これも類義語と言えるでしょう。

疑心暗鬼まとめ

この四字熟語のように、一度疑い始めたら他の事まで信じられなくなってしまった、といった場面を経験した事がある人は多いのではないでしょうか。そのような時はこの「疑心暗」という言葉を思い出せば、冷静になり「本当は暗闇の中に亡霊なんて見えていない」「怖がる必要はない」という事に気付けるかもしれません。

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