「治に居て乱を忘れず」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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治に居て乱を忘れず(ちにいてらんをわすれず)

「治に居て乱を忘れず」とは「事前準備を怠らないや油断をしない喩え」です。平穏な日々が続くのは喜ばしい事ですが、同時にこれが永遠に続く訳がないと誰しも理解しています。しかし、平穏が日常的になるとどうしても弛んでしまい、稀に起こる非常事態であたふたと混乱するのです。そうならないように戒めとする言葉が「治に居て乱を忘れず」で、日頃から緊急時に備えた準備をするように促しています。それではより詳しい解説となります。

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治に居て乱を忘れずの意味とは

「治に居て乱を忘れず」の意味は以下の通りとなります。
(1)事件や事故が無い時でも、万が一に備えて準備を怠らない。
(2)平な時でも戦乱を忘れないで、力を蓄え備えを怠らない。
(3)平穏無事でも万が一があるので、油断をしない。
”治”は「世の中が平」「世の中が治まっている」「政治」、”居”は「居る」「そこにある」、”乱”は「秩序がなくなる」「国が乱れる」「戦争」、”忘”は「物事を忘れる」「覚えていない」「記憶がない」で、直訳するなら「平が続いても戦争を忘れてはならない」となるのが「治に居て乱を忘れず」です。そこから上記のように、どんなに平な世の中であっても乱世となった時を想定して準備を怠らないとする教えであり、また油断大敵とも解釈可能です。現代風に解釈するなら、調子に乗らず気を引き締める・緊張を解かない・用心する・警戒するといった感じで、前もった準備が大事となります。使い方としては戦争がない現在では、仕事やスポーツや日常生活等々で準備の重要性を説く便利な言葉となっています。

治に居て乱を忘れずの由来

「治に居て乱を忘れず」の由来は、古代中国の儒教の基本となる五経の経典「易経」の繋辞(下)となります。

治に居て乱を忘れずの文章・例文

例文1.コロナが世界的に感染拡大する前の初期段階で、主要国がこれまでのウイルス蔓延した過去から学んだ事を治に居て乱を忘れず実行できていたら、こんな惨事には陥らなかったはずだ。
例文2.スポーツの強豪チームが常に勝ち続けるメカニズムは、治に居て乱を忘れずという気持ちを持ち合わせているからだ。
例文3.薬物常習者と噂が出る芸能人がなかなか逮捕されないのは、マトリよりも狡賢く頭を働かせて、治に居て乱を忘れずと胸に刻んでいるからだろう。
例文4.「なぜ筋トレしているの?」と娘に質問されたので、「治に居て乱を忘れずで、家族が大変な時に助けるため」と答えたら、「じゃあ離婚したら筋トレは意味ないね」と言われ、まるで未来を予想されているようで怖くなった。
例文5.貯金が大好きな日本人の心理は、いざという時に役立つのは金と分かった上での治に居て乱を忘れずといったところだが、皮肉な事にだからお金が経済市場に出回らずにどんどん景気が悪くなる。
様々な事前準備についての例文となります。

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治に居て乱を忘れずの会話例

  • 週末、台風が関東直撃だって。

  • 本当? 確か先々週も台風こなかった?

  • きたよ。本当に迷惑な暴れん坊だよ、まったく。そう言えば、水とか食料品の備えはまだあるよね? うちは二人とも治に居て乱を忘れずな性格だから、十分有るか。

  • 何言っているの。この前一緒に食べちゃったでしょう。台風通過記念って言って。

台風通過が迫り、食料を心配する夫婦の会話です。

治に居て乱を忘れずの類義語

「治に居て乱を忘れず」の類義語には、「安に居て厄を思う」「治まりて乱るるを忘れず」「太平にも乱を忘るべからず」「常備不懈 」などの言葉が挙げられます。

治に居て乱を忘れずの対義語

「治に居て乱を忘れず」の対義語には、「油断」「気が散る」「注意不足」「不注意」「上の空」などの言葉が挙げられます。

治に居て乱を忘れずまとめ

「治に居て乱を忘れず」は平な時でも万が一に備えて事前準備を怠らないという意味合いです。どんな時でも注意さえしておけば、いざという時に対処ができます。また、そこから常に油断をしないとも解釈できるのが「治に居て乱を忘れず」です。

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