上の空(うわのそら)

「上の空」(うわのそら)は、注意散漫な状態といったところでしょうか? 人によっては、恋愛状態であったり、単にボーっとしていたり、やる気が起きない状態なども当て嵌まりそうですよね。誰もが経験ある言葉ですが、それだけに普段はあまり意識しないのではないですか? では、そんな「上の空」についての解説となります。

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上の空の意味とは

「上の空」の意味は以下の通りとなります。
1.他の事柄に意識や心が奪われ、集中できない状態。
2.心が浮つき、落ち着かないでそわそわしている。
3.軽率や不用意な行動をしてしまう状態。
4.空の上で天空、空中、空の高い場所など。
5.当てにならない、根拠がなく不確かな事。
実際の空を指す以外は、全て基本的には同じような意味合いを持っています。現在の事よりも、他の事に関心がある状態なので、集中できずに落ち着かなかったり、軽率な行動で失敗をしたりします。また、そんな状態だと適当な会話もするので、そこでは当てにならない事なども咄嗟に言ったりしますよね。使われ方としては、上司や教師などが注意をする際に発したり、自らを律する時などに用いられます。

上の空の由来

一説によると、平安時代頃から使われ始め、その時は”空の上”を指す言葉でした。平家物語には「上の空にや思し召され候はんずらむ」という一文があり、これが最古の記録で、後に全国へ広まったとされます。

上の空の文章・例文

例文1.授業中も隣に座る女子を意識して、先生が何を教えているのか、まったくの上の空状態だ。
例文2.上の空の性格だと思っていた友達だが、イザという時は頼りになる。
例文3.上の空でも、試験は毎回好成績をとってしまうのは、要領がいいのだろう。
例文4.上司は、営業成績が悪い社員を集め注意する際、必ず上の空を枕詞にする。
例文5.ドライブ中、助手席に座るといつも眠くなり、次第に上の空になってしまう。

集中できないなど普通の使い方だけでなく、上の空状態でも実は優れているといった使い方も可能です。

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上の空の会話例

  • 質問者アイコン

    友人と会話をしていて、きちんと聞いていないと、上の空でしょう! と使うよね!

  • 回答者アイコン

    そんな使い方が多いよね。でも、男女での会話だと、殆どは女性のお喋りを聞いていないでしょう男性って?

  • 質問者アイコン

    そうかもね。女性はずっと話すのが好きだけど、男はあまり喋らないからね。だから、段々と相槌も面倒になって、上の空になるんだよね。

  • 回答者アイコン

    だから、モテないんだよ(笑)。でも、女は黙って聞いてくれる男が好きだから、上の空でも大丈夫かも知れないね。

「上の空」と男女の恋愛観を絡めた会話内容です。

上の空の類義語

「上の空」の類義語には、「心ここにあらず」「浮き足立つ」などの言葉が挙げられます。

上の空まとめ

他に心配事や関心があり、現在の事柄に集中できない状態を「上の空」と呼びます。ボーっとしていたり、本筋と関係のない返答をするなど「上の空」の状態はいくつもあり、またそれに気が付いた上司や教師などは、ここぞとばかりに注意をするものです。

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