「決定機」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

決定機(けっていき)

｢決定機｣とは｢サッカーにおいてゴール前の得点する可能性が高いビッグチャンス｣です。日本では世界の流れとは逆行して野球が断トツで人気ありますが、次に人気なのがサッカーではないでしょうか。日本代表やJリーグの試合はすっかり定着し、海外の有名クラブチームが試合遠征に訪れると高額チケットも飛ぶように売れていきます。そんな試合では観客はより得点を求め、｢決定機｣が多くなれば会場は大いに盛り上がります。

決定機の意味とは

｢決定機｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)得点や勝敗を左右する重要な場面で、特にサッカー用語としてゴール前の得点になる可能性が高いシーンで用いる表現。
　(2)サッカーの試合におけるゴール付近での｢得点になる決定的な機会｣を略した言葉。
”決定”は｢物事をハッキリ決める｣｢裁判所が行う判決以外の裁判｣、”機”は｢機会｣｢時機｣｢物事の起こるきっかけ｣｢物事の大事なところ｣｢仏教用語で仏の教えに触発され活動を始める精神的能力｣で、文字通り取れば｢物事を決める機会｣や｢大事な場面｣ですが、通常は殆どサッカー用語としてゴール前の得点チャンスとなるシーンを｢決定機｣と言います。サッカー以外の他スポーツの得点場面やそれ以外の日常生活でもほぼ使用されず、またそんな絶好のチャンスを外した場合に残念無念として使う事が多くなります。サッカーというスポーツはあまり得点が得られないルールなので、それだけにゴール前で冷静になれば決めれらるシーンをミスすると｢決定機を外す｣や｢決定機を決められない｣と新聞やネットで叩かれるのです。逆にきちんと得点にすると、｢決定機を落ち着いて決める｣や｢決定機を確実に決める｣といった風になります。よって、応援しているチームや選手に対しては得点を決めてほしいので｢決定機｣ですが、相手側からしたら大ピンチで失点する可能性が高くなります。

決定機の由来

｢決定機｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては｢決定｣で古代中国・前漢時代の歴史書｢史記｣や平安時代の軍記物語｢平家物語｣などに文言が記されています。

決定機の文章・例文

例文1.何度か訪れた決定機を外したのが響いてその試合は勝ち星を落とし、これで10戦終わってゼロ勝8敗2引き分けで断トツ最下位をキープしている。
例文2.サッカーの決定機とはテレビやスタンドからは簡単に見えて実は難しい場面もある。
例文3.決定機を阻止され天を仰ぐエースと監督の表情がシンクロした。
例文4.得点王になるには決定機を確実に決める精神力が大事になる。
例文5.風呂に入っていたらワールドカップの日本戦が始まっていて、さっそく最初の決定機を見逃してしまった。
｢決定機｣を使った例文となります。

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決定機の会話例

• 

  そう言えばいつの間にサッカーファンになっていたの？
• 

  私は昔からサッカー一筋よ。好きな選手はカンビアッソやミリートという90年代のアルゼンチン代表ばかりで、あなたのようにメッシや三苫しか知らないミーハーとは違うの。
• 

  ほら。そうやって、また平気で嘘を吐く。この前まで羽生や大谷って騒いでいて、今でも韓国アイドル推しなくせにミリートが好きって絶対に嘘だよ。
• 

  あなたみたいに人を嘘つき呼ばわりする人ほど、フットサルでもゴール前の決定機を外し続けて、試合後の飲み会だけ騒ぐのよ。

サッカー好き男女の険悪な会話となります。

決定機の類義語

｢決定機｣の類義語にはサッカー関連の用語で｢チャンス｣｢ゴールチャンス｣｢ビッグチャンス｣｢決定的｣｢ゴール前｣｢シュートチャンス｣｢決定的瞬間｣｢絶好｣などの言葉が挙げられます。

決定機の対義語

｢決定機｣の対義語には同じくサッカーで使われる事が多い｢ピンチ｣｢窮地｣｢危機｣｢危険シーン｣｢危ない場面｣どの言葉が挙げられます。

決定機まとめ

主にサッカー用語としてゴール前の得点になりそうな場面が｢決定機｣です。攻撃側からするとゴールを獲得する絶好の機会で、守備側からすると｢決定機｣を防いでカウンター攻撃などを仕掛けなければなりません。テレビやスタンドの観客からすると敵味方関係なくもっとも盛り上がる瞬間が｢決定機｣なので、それだけに外してしまうと大きな溜息やブーイングが鳴らされたりもします。