「常闇」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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常闇(とこやみ)

「常闇」とは「暗黒や真っ黒な永久の暗闇」です。この世は陰と陽で成り立っている事から、明るく眩しい世界があれば反対に暗くて光がまったく届かない世界もあります。今回の「常闇」は当然ながら陰であり暗い世界ですが、そんな世界があるからこそ弱者だったり敗者の気持ちも理解できるのでしょう。

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常闇の意味とは

「常闇」の意味は以下の通りとなります。
 (1)永久の暗闇。永遠の闇。
 (2)永遠の闇から転じて、心が闇の中にまどう事や煩悩から抜け出せない例え。また心が常に乱れている状態。
”常”は「いつでも変わらず同じ」「永久不変」「いつもそうである」「特別でない」「昔からそのようになるとされている事」、”闇”は「光が届かない場所」「暗い」「知識がない」「思慮分別がない」「先の見通しがない」「文字が読めない」で、永久や永遠の暗闇が「常闇」です。暗いや怖いだけでなく、希望がないや漠然とした不安などを連想させる闇や暗闇をさらに強調した表現が「常闇」なので、この先の未来もずっと良い事がないや死ぬまで囚人のような生活を送るといった自暴自棄のような非常に重たい意味があります。使い方としては「常闇の夜」「常闇の国」「この世界は常闇」といった形になり、暗闇や絶望を抱えていると想像できます。あまり普段から頻繁に用いる表現ではありませんが、最近ではアニメや漫画のキャラクター名になっている事も多くなっています。

常闇の由来

「常闇」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては奈良時代の歴史書「日本書紀」などに文言が記されています。

常闇の文章・例文

例文1.東京やロンドンなど都会生活が絶対ではないが、脱出せずに地方で暮らし続けるのはある意味で常闇の化け物に率先して身を捧げるようなものだ。
例文2.繁華街の寂れた一角にはいつも常闇のような店内の怪しい店があり、そこでは時間の流れが止まっているが20〜30分が経過すると店内アナウンスが流れてやっと把握できる。
例文3.この地は世界でも稀な平で安全な太陽の国なのか、それとも政治家と官僚と上級に支配され未来に1ミリも希望がない常闇の国なのか、はたまたヤク中には嬉しい薬天国の楽園なのか誰も実体に興味がない。
例文4.ニート生活とは昼夜逆転で心も真っ暗な常闇のようかもしれないが、慣れればこれほど快適な生き方もない。
例文5.歌舞伎役者が事件を犯しても絶対に謎が解明されず真相は常闇の中に隠されてしまうが、毎度起こると警察や検察組織は歌舞伎一味に何か弱味でも握られているのかと疑いたくなる。
「常闇」を使った例文となります。

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常闇の会話例

  • 給料下がるしボーナス下がるし…。

  • 税金増えるし手取り減るし…。

  • 生まれてくる時代を間違えたのか。でも未来はもっと悪そうだし…。

  • 数十年後の世の中は今よりも絶対に常闇だと思うな。そして、現代を良い時代だったと懐かしがるのよ。でも、今も十分地獄なのよね。

現在と未来の生活状況について会話をしています。

常闇の類義語

「常闇」の類義語には「闇夜」「常夜」「明ける事のない夜」「暗闇」「暗夜」「月夜」などの言葉が挙げられます。

常闇の対義語

「常闇」の対義語には「閃光」「光」「閃耀」「一閃」「火花」「フラッシュ」「スパーク」などの言葉が挙げられます。

常闇まとめ

真っ暗であり続ける永久の暗闇が「常闇」です。少しの光や明るさもない状態なので永久の暗闇、そして心の状態や煩悩から抜け出せないという意味合いにもなります。ですから良いイメージとはかなりかけ離れ、救いようのない真っ黒な様子を見事に言い表しています。

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