寸暇(すんか)

「寸暇」とは、「僅かの暇」を表した言葉です。「寸暇を惜しまず」という、「わずかしかない時間も無駄にすることなく」といった形で接続する表現も存在している言葉となっています。
塵も積もれば山となる」言葉もあるように、僅かな時間というのも馬鹿にはできません。
今回はそんな「寸暇」という言葉について、深く掘り下げていきたいと思います。

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寸暇の意味

寸暇とは、ほんの少しの時間、暇という文字が入っているため、特に自由に使える僅かな時間を指し示した言葉となっています。
勉強や運動など、継続が必要なものは可能なかぎり毎日続けなければ忘れてしまったり、何も意識せずとも動くことができていたことができなくなってしまったりするもの。続けるという点において、寸暇という時間は意外と重要なものと言えますよね。

寸暇の由来

寸暇という言葉は一説では、西暦1001年から西暦1100年までの100年間、11世紀の頃、日本では平安末期。藤原明衡が書いた消息文例集、明衡往来という本の中にて、「従二公務一之間無二寸暇一之故也」という文章で似たような意味を持つものとして用いられたことが語源であり、由来ではないかと考えられています。

寸暇の文章・例文

例文1.寸暇を惜しんで勉強する。
例文2.彼は毎日寸暇を惜しんで練習をしていたが、大会では惜しくも準優勝だった。
例文3.寸暇。この僅かな時で何をするかが未来を決める。
例文4.最近は忙しすぎて寸暇も取れない状況ですよ。
例文5.研究家としての自覚が誰よりも強い彼は研究することに対して寸暇も惜しまない。

寸暇という言葉は「僅かな空き時間」といった形で置き換えてみることで、より日常会話などにおいて組み込みやすいものになるかもしれませんね。

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寸暇の会話例

  • 質問者アイコン

    佐藤さん、寸暇も惜しんで勉強頑張ってますねー!

  • 回答者アイコン

    合格したい大学があるので、当然のことですよ!

  • 質問者アイコン

    ちなみにどの大学を受験しようと思っているんですか?

  • 回答者アイコン

    東大です!あくまで理想ですけどね。

大きい目標を持つ人ほど、より寸暇という時間を大事にするものかもしれませんね。

寸暇の類義語

寸暇の類義語としては、「束の間(つかのま)」、「一刻(いっこく)」などが挙げられます。

寸暇まとめ

高い志を持っていて、毎日忙しく色々なことに挑戦している人ほど、「寸暇」という時間は貴重なものと言えますよね。仮に毎日自由に使える時間が10分しかないとしても、10分も6日あれば1時間。1ヶ月で約5時間分もの時間になります。
塵も積もれば山となる。寸暇というと「別に大したことなんて何もできないんだから、適当にテレビでも見て過ごすか」と今お考えになった方も、今日からその寸暇を別のことに割り当ててみると、想像もしていなかった未来が早ければ来年再来年に訪れるかもしれませんよ。

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