「夜叉」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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夜叉(やしゃ)

「夜叉」とは「インド神話の人肉を食う悪」ですが「仏教では改心し釈迦の守護神」です。よって「夜叉」とはまるで良い面と悪い面を併せ持った人間のようでもあり、長い間にわたって人々の強烈な印象を残してきたのでしょう。敵にしたら最悪だが、味方にしたらこれほど頼もしい存在もない「夜叉」についての解説となります。

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夜叉の意味とは

「夜叉」の意味は以下の通りとなります。
 (1)インド神話の悪、仏教では神の一種とされる守護神で神話や伝説上の生き物。
 (2)醜い姿形で残酷な性格の神。人を傷付け人肉を食う悪。そして釈迦や人々の守り神。
 (3)猛悪なインドの神だが、仏教に入り改心し釈迦を守る守護神になる。
「夜叉」はインド神話と仏教においては意味が異なります。どちらでもの姿をしていますが、インド神話では神の総称として酷く残酷で人を食う存在となっています。手には大きな刀などを持ち、これで人を刺しては殺害していたようです。そんな残虐で暴力的な「夜叉」も、仏教においては帰依して改心し釈迦や人々を守る守護神となり、仏の家来である「八体一組」のひとつになる特別な存在になります。使い方としては、外見が菩薩のように穏やかだが心は残忍な「外面如菩薩内心如夜叉」(外面は菩薩の如く内心は夜叉の如し)、「夜叉のように恐ろしい」、夜叉のように恐ろしい女性「女夜叉」といった形があります。また、明治時代の有名小説の作品名「金色夜叉」といった具合に漫画や映画などのタイトルとしても知られています。

夜叉の由来

「夜叉」の由来は古代インドの文語「サンスクリット語」の「ヤクシャ」、同じく古代インドの「アーリヤ系言語」の「パーリ語」の「ヤッカ」の音写で本来は「半神半」の事でしたが、インド神話や仏教において悪や守護神となりました。

夜叉の文章・例文

例文1.都内の電車には時々、リュックを背負いナイフを手に構えた夜叉の如き男やスマホカメラで撮影に夢中な盗撮男が出現するので巻き込まれないように己の体を守るしかない。
例文2.この腐った国には夜叉のような悪が登場して全てを成敗してほしいが、それは100%実現不可能である。
例文3.薬物逮捕された芸能人と自殺未遂の狂言役者を同列で語るのは違感がありまくりで、なぜ検察や警察は狂言には甘いのか理解に苦しむが、これも夜叉の願いと納得するしかない。
例文4.東京タワーやスカイツリーの天辺にはの姿をした夜叉が棲み、都内の平を守ったり破壊したりしている。
例文5.短気な元妻は不機嫌になるとすぐに夜叉へ変貌して繁華街に出向くが、そんな彼女も今では料理自慢の髭男と再婚し仲良く暮らしているそうだ。
「夜叉」を使った例文となります。

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夜叉の会話例

  • 久しぶりにこの前居酒屋に飲みに行ったけど、変な客が店員に絡んでいて。最近はどうも短気なお客が多くなった気がするよ。

  • コンビニやファミレスでもそんな客が増えた気がするな。

  • みんなずっとイライラを抱えているから、ちょっとした事で爆発して夜叉になるんだろうね。

  • これって誰が悪いんだろう? 政府、それとも景気なのか、個人の資質? 難しいわよね。

世の中に不満を抱えた人が増えているのではという会話をしています。

夜叉の類義語

「夜叉」の類義語には「阿修羅」「羅刹」「羅刹」「悪羅刹」「緊那羅」「乾闥婆」「」などの言葉が挙げられます。

夜叉の対義語

「夜叉」を守護神とすれば対義語には「悪魔」「デーモン」「魔物」「大悪」「仏」などの言葉が挙げられます。

夜叉まとめ

であり守護神でもあるのが「夜叉」です。インド神話は悪で仏教的には守護神になりますが姿形はそのもので、圧倒的な力を持ち人々を食ったり、或いは救っていたとされる伝説の生き物です。そんな存在から「夜叉の如く」「夜叉の顔」「夜叉のように」といった使われ方がされます。

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