「和声」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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和声(わせい)

声」とは「高さが異なる合成音である”音”を連結させて響かせた音楽の音色」です。普段音楽を好んで聴かない人でも、街中やお店にテレビやネットから常に音楽が流れているのは気付いていますよね。これは音楽が人々をリラックスさせたり、宣伝などで印象付けたりする役目を担っているからで、極論なら音楽とはあらゆる場所で鳴っているのです。心地良い音楽には共通点があり、それは三要素とされる「メロディ」「リズム」「ハーモニー」のどれかや全てが際立っているからで、今回はその「ハーモニー」である「声」の解説となります。

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和声の意味とは

声」の意味は以下の通りとなります。
 (1)2つ以上の旋律が同時に調する事で、複数の音の連結となる「ハーモニー」の別称。
 (2)音楽において2つ以上の高さが違う音が同時に鳴る合成音「音」を響かせる「ハーモニー」の事。
音楽において最も重要なのは「音楽の三要素」とも言われる「メロディ(旋律)」「リズム(拍子・韻律)」、そして「ハーモニー(声)」になります。ですから「ハーモニー」を日本語にした「声」とは「複数の高さが違う合成音(音)を連結させ調したもの」です。一般的には例えば、小学生などの合唱団は男女生徒がそれぞれの声の特性に応じて歌い合わせると自然と良い響きに感じるのは、男女の声が混ざると「声」になって心地良く聴こえるからでしょう。2つ以上の音の組み合わせは無限のように存在するので、音楽が誕生してから現代に至るまで様々な美しい曲が編み出されては消えて、再び誕生するのを延々と繰り返しています。

和声の由来

声」の歴史として、西洋音楽では10世紀になるとキリスト教の聖歌を二声で歌うようになったのが概念的には「声」の始まりとされています。その後、16世紀になるとフランスのバロック時代の作曲家・ジャン=フィリップ・ラモーが著書「自然の諸原理に還元された声論」で三音を定義し、クラシックなどの音楽世界で「声」というものが急激に広がっていきます。

和声の文章・例文

例文1.ビートルズはハーモニーである声とメロディを極限まで突き詰め、そこに鉄壁のリズム隊もあって世界最大の成功を収めるロックバンドになった。
例文2.本格的な声学や声法を学びたく、大学はどうしても音楽学校に通いたい。
例文3.ミサイル発射のアラームで朝から不安に襲われ大変疲れた時は、寝る前に北朝鮮軍合唱団の声に心を癒してもらってから寝床に就く私は非国民である。
例文4.どんなに売れているヒップホップアーティストやグループでも10年もすれば誰も記憶に残らないのは、音楽的に声が欠如している為に一過性で終わってしまうからだ。
例文5.真の音楽好きなら声や拍子を気にして聴くだろうが、一般人はアイドル的なルックスとダンスにファッションだけを重視して、その結果が昨今何かと問題噴出のアイドル事務所に所属するグループの聴くに堪えない曲で埋め尽くされたヒットチャートになる。
声」を使った例文となります。

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和声の会話例

  • 引っ越ししたら、職場まで車で1時間だよ。遠すぎてうんざりだよ。

  • そんなに時間があると、車内では音楽を聴いたりしているんですか?

  • 音楽は聴かないで、ずっと歌っているよ。和声を意識しながら自分の声を録音したものBluetooth スピーカーで流して、一緒にハモるんだよ。

  • そんな変わった事を本当に? 遠距離の時間を十分楽しんでいるじゃないですか。

職場の同僚同士の会話となります。

和声の類義語

声」の類義語には「ハモり」「ハモる」「調」「コンコルド」「コード」「協音」などの言葉が挙げられます。

和声の対義語

声」の対義語には「不協音」「騒音」「ノイズ」「喧騒」などの言葉が挙げられます。

和声まとめ

俗に言う音楽のハーモニーが「声」です。複数の音が連結した旋律であり、また音楽における三要素は「メロディ」と「リズム」と「ハーモニー」となる事からも、とても重要な部分となります。音楽では「声」がない曲も多数あり、例えば病院やスーパーの環境音楽やノイズミュージックなども「音」がなかったり重要視されませんが、美しい「声」があると心が揺れ動かされ印象深くなるのも事実です。

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