「健全」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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健全(けんぜん)

「健全」とは「心身や体調の健康、道義的な調、財政などが正常機能を果たしている事」です。ですから健康な人を「健全」としますが、それよりもまともな考え方や教育に収入と支出のバランスなどで「健全」が使う事が多くなります。よって、真面目や正当という解釈が「健全」に最も近いような気もします。そんな「健全」の解説をさせて頂きます。

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健全の意味とは

「健全」の意味は以下の通りとなります。
(1)心身が正常に働き健康である。体が丈夫で健康な事。
(2)考え方や行動が偏らず調が取れている。
(3)物事が正常に機能してしっかりした状態。
病気がしないや健康といった体調面から、モラルや道義的な正義、そして物事がきちんと機能しているといった複数の意味合いがあるのが「健全」です。簡単に言えば、人間の体と心に社会秩序も加味され、一般常識から見た正常さとなります。ですから、真面目に働き健康に生きている姿を「健全な生活」、赤字がなく順調に成長している企業を「健全な財務体質」、メンタル的に問題がなく社会生活を送れているなら「健全な精神」といった風になります。よって、かなり幅広く使われる言葉であり、逆に言うならかなり漠然としていて、特に心の問題などはなかなか掴みようがありませんが、大勢が認める正義というか常識的な姿が「健全」とも解釈できます。また、時代背景によっても「健全」は様変わりするので、昨今の多様性を認めるLGBTやジェンダー平等の立ち位置からすると、心身の健康や正常な状態というのも違った解釈もされます。一例として、かつては同性愛などは「不健全」というレッテル扱いでしたが、現在はそんな考えこそが問題ありで、容認して受けいれるのが自然であり「健全」となります。

健全の由来

「健全」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の医学者・杉田玄端が訳した「健全学」(1867年)などに文言が記されています。

健全の文章・例文

例文1.代わり映えしない朝になり普通に起きて朝食を食べ、今日も健全な一日が始まると思ったら途端に退屈から眩暈がして倒れそうになった。
例文2.「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」と、北の将軍様がミサイル技術者達を激励し急ピッチで開発をするように求めた。
例文3.健全にならなければと思うほど酒を急ピッチで飲んでしまい、翌日二日酔いになりながら反省をして迎え酒でシャキッとする。
例文4.財政の健全化を図るために息がかかった有識者を集めてそれっぽい会議を開催し、来年も相変わらず赤字を垂れ流すが誰も責任を取らずに同じ事を何度も繰り返せる優しく思いやりがある国だ。
例文5.国家の健全戦略プロジェクトを大々的にアピールしても、誰にも響かず気が付いたら無かった事になっていたが、補助金は振り込まれ豪勢な忘年会を開催する事にした。
少しばかり捻くれて「健全」を使った例文となります。

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健全の会話例

  • (子供の寝顔を見ながら)幸せそうに眠っているよ。

  • ほら、今の表情なんてあなたそっくり。

  • それを言うなよ…。でも、このまま普通に成長してくれたら、俺は何の贅沢も言わないよ。

  • 私も。健全に育ってくれたら、それで十分よね。

子供の寝顔を見つめながら幸せを噛み締める夫婦の会話です。

健全の類義語

「健全」の類義語には、「健康」「良好」「元気」「達者」「適切」「正義」「優良」などの言葉が挙げられます。

健全の対義語

「健全」の対義語には、「不健全」「退廃的」「デカダン」「虚無」「不健康」「自堕落」「シニカル」「病弱」「病気」などの言葉が挙げられます。

健全まとめ

「健全」は心身が正常で体調が良く健康、考え方などが調が取れている、物事が正常に機能しているといった意味があります。個人レベルでの健康から国家や企業の財政状況、道義的な立場など実に幅広く使われる言葉となっています。

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