「人口オーナス」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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人口オーナス(demographic onus)

高度に発展した先進国では、概ね生産年齢人口が減少して経済発展にブレーキがかかる時期がいつか来ます。それが専門用語で人口オーナスと呼ばれるものです。先進国日本も例外ではなく、すでに人口オーナス期に突入しており早急な対策が叫ばれているのが今現在の状況です。

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人口オーナスの意味とは

人口オーナスの意味とは、国の経済発展を担うのは主に15~64歳(生産年齢人口)で、その他の子どもや高齢者(従属人口)を支える立場でもあります。従属人口が少ないほど負担も減って、その分の労力を発展に回すことができるのですが、増えてくると発展は当然停滞します。この状態がはっきりと認識されてきたのは、いわゆる団塊の世代の高齢化が進んできた頃です。非常に人口の多い世代なのですが、その下の世代はずっと出生率も下がっています。
出生率の低い世代が生産年齢人口のメインになってくると、どうしても従属人口を支えるだけの力が不足してきます。人口構成はちょうど逆ピラミッド型になっており、非常にバランスが不安定なのがイメージできることでしょう。生産年齢人口比率が60%を切ると社会に不利な面が出てくるとされており、出生率が右肩下がりの場合は人口オーナスは加速していきます。

人口オーナスの由来

オーナス(onus)とは「重荷」「負担」を意味する英語(ラテン語起源)です。人口オーナスはアメリカの人口学者デービッド・ブルームが定義した言葉で、経済用語としても定着しつつあります。アメリカと同様、生産年齢人口が減少する日本でもこの言葉は注目されています。

人口オーナスの文章・例文

例文1.人口オーナスによって日本のGDPは停滞し始めた
例文2.デフレ不況の最大の原因は人口オーナスである
例文3.働き方改革で人口オーナスを軽減しなければならない
例文4.人口オーナスによる不況で出生率低下のスパイラルに陥る
例文5.補充移民によって人口オーナス対策に乗り出す国も多い
日本はアメリカに次いでGDP世界2位でしたが、ついに中国にその順位を譲りました。人口の差こそあれ、急速な立場の逆転には人口オーナスによって、国内市場にブレーキがかかったとも考えられます。

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人口オーナスの会話例

  • 最近、労働者の減少が問題になっているね。

  • どんどん出生率が低くなってきているから、当たり前ともいえるわ。

  • このままだと、人口オーナスが進行していしまうよ…

  • もう手遅れな気がするけどね。

労働者問題について話し合う二人でした。

人口オーナスの類義語

1989年に合計特殊出生率が1.57%で過去最低を更新し、社会問題となったのが「1.57ショック」です。出生率が減ると後に生産年齢人口が減ってしまい、負担が増えるため将来の不安が一層大きくなります。また人口オーナスの反対語としては、「人口ボーナス」があります。これは人口に対して働く人が増える事で経済成長が促進される事を指します。

人口オーナスまとめ

世界では人口オーナスに悩まされている先進国が沢山あります。一方で発展途上国では今まさに生産年齢人口が大きく増え、急速に発展しているところもあります。世界の経済情勢は人口オーナスによって構図が変わってきているとも言え、日本は少しでも負担を減らす策を考えなければ、取り残される恐れだってあるのです。

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