「七生報国」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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七生報国(しちしょうほうこく)

「七生報国」というこの言葉は、とある武将が死ぬ間際に残した宣誓が元となっている言葉です。
誰にとっても大切な人はいると思いますが、所属している組織などに対して絶対の忠誠を貫いているという人は、今の時代では珍しいかもしれませんね。
今回はそんな命をかけて戦う時代に居た者なりの愛に溢れた「七生報国」という言葉について、深く掘り下げてみたいと思います。

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七生報国の意味とは

「七生」とは仏教で使われている言葉で七という数字が入っている通り七回生まれ変わることを表し、「報国」は受け取ったことに対して、それに見合った行動を起こすという意味を持つ報いるという字と国という字が合わさることによって国から受け取った恩に報いる行動を起こすことを表し、この二つの言葉が一つになることで「何回生まれ変わったとしても、国のために尽力する」という意味を持った言葉となっています。

七生報国の由来

出典は鎌倉時代に楠木正成という後醍醐天皇に仕えていた武将が、足利尊氏という室町幕府の将軍に戦いで敗れ、刀で自らの命を絶とうとした際に「七度人として生まれ変わり、朝敵を誅して国(南朝天皇家)に報いん」と死の直前まで国への忠誠を誓う心意気を表すために発した言葉が始まりとされています。

七生報国の文章・例文

例文1.七生報国、敵地に突撃する。
例文2.形は違えど、意味は七生報国という言葉に通づるところがある。
例文3.七生報国という精神が尊いとされていた時代。
例文4.戦争中はいつだって七生報国という言葉を大切にしていた。
例文5.七生報国の精神は形を変えて今も受け継がれている。
日常の中でも使いやすい言葉とはあまり言えないかもしれませんね。

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七生報国の会話例

  • 問題、「七生報国」という言葉の元となった武将の名前はなんでしょうか?

  • 楠木正成!

  • 正解!約束通り昼ご飯は僕が奢ろう。

  • 伊達に歴女やってないからね!

言葉の意味や出典を知っていれば、かなりの知識人という好印象を持たれるかもしれませんね。

七生報国の類義語

滅私奉公」や、「尽忠報国」などが挙げられます。

七生報国まとめ

「何度生まれ変わろうとも国に対して絶対の忠誠を誓う」と書くと大袈裟な感じに聞こえ、あまりイメージが湧きにくい言葉ではあるかもしれませんが、国も人が集まってできているものであるため、結局のところは人が人を愛する気持ちがこのような言葉を生んだと言えるのかもしれません。
恩を受けた出来事があった際には、この「七生報国」という言葉を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。

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