リカレント教育(りかれんときょういく)

カレント教育は、政府も推奨している教育制度ですが、実際にこれが定着するのはまだまだ先のことかも知れません。

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リカレント教育の意味とは

カレント教育とは、義務教育や基礎教育(原則的に高校以上)を修了した後に、社会に出て就労し、その後にまた教育を受け、それが修了したらまた就労に戻るという繰り返しを指す言葉です。社会に出てからの教育の部分だけを指してこう呼ぶ場合もありますが、このような繰り返し全体を表現して使うことがほとんどです。
このリカレント教育の狙いは、社会に出ると、勉学をする機会がほとんどなくなるので、今以上の知識を得るのが難しいという点を解消することと、社会人として必要な知識を逐次吸収していけるので、時代の変化に機敏に対応できる(常に、その時代の社会人として必要な知識をもっていられる)ようになれることです。
社会人として働いていると、そういった教育を受ける為のまとまった時間を作るのは難しいと言わざるを得ませんが、この制度では、働きながら学ぶのではなく、教育を受ける時にはそちらに集中し、一度就労はストップするという形になります。
その為、就労している会社(または、それに準じる団体)がこれを推奨しているかどうかが大きなポイントとなっています。就労先の協力がないと、リカレント教育はまず成り立ちません。一度その職場を退職するのでは、次の就職のことを考えると、何の為に教育を受けるのか分からなくなってしまうからです。

リカレント教育の由来

カレント教育という言葉は、「recurrent」(リカレント)という英語に、”何度も”、”繰り返す”という意味があるのが由来です。
日本で考えられた言葉や発想ではなく、元はスウェーデンで行われるようになったことが、日本にも輸入されたという形です。

リカレント教育の文章・例文

例文1.カレント教育を受けたいが、今の会社では無理だろう
例文2.簡単にリカレント教育と言っても、社会全体がそれに対応してくれないことには…
例文3.今はリカレント教育で勉強している最中で、就労はしていません
例文4.カレント教育を推奨している会社に就職するつもりだ
例文5.カレント教育のシステムを聞いて、将来は是非利用したいと思っている
カレント教育は、まずは就労先自体がそれを許可していないことには始まらないので、いくら政府が推奨しているとは言っても、簡単に普及していくものでもないと言えるでしょう。
更に、それを受け入れてくれる教育機関がまだそれほど多くないことと、教育中の費用については国がある程度まで負担してくれますが、その間の収入面の心配(これは、就労先次第です)があり、そのような面を全て含めた、全体的な制度自体の充実が求められます。

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リカレント教育の会話例

  • 質問者アイコン

    就職したはいいものの、もっと流体について学んでおけばよかった…

  • 回答者アイコン

    今からでも勉強するしかないでしょ?リカレント教育って知ってる?

  • 質問者アイコン

    社会に出て就労し、その後にまた教育を受けてそれが修了したらまた就労に戻ること?
    リカレント教育ってこの会社が推奨してたっけ?

  • 回答者アイコン

    実際そうでもしないと支障出るでしょ?
    制度自体はあるみたいだから上司に相談してみたら?

「もっとあのとき勉強しておけば…」という言葉は、社会人になってからよく聞きます。特に、専門的な知識を求められる技術職においてはこの制度は喜ばしいと思います。

リカレント教育の類義語

カレント教育と似たように、社会人になった後に大学や大学院に特別に入学できる「社会人特別選抜制度」というものがあります。
これを利用した場合、就労を続けながら通うことになり、働きながら勉学や他の知識を吸収することが可能です。また、大学などに通えるのは、繰り返しではなく、原則的に一度のみです。

リカレント教育まとめ

”生涯学習”をテーマとした、このリカレント教育は、これからの時代を象徴するような制度だと言えるかも知れませんが、現実的なことを考えると、普及にはまだ時間が掛かりそうです。

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