「マネーロンダリング」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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マネーロンダリング(money laundering)

「マネーロンダリング」は、国際的な犯罪組織が必ず行っているイメージがありますよね。映画や小説だけの話ではなく、実際に薬物や貴金属強盗、詐欺や粉飾決算などの事件でもお金の流れを不透明にする目的で「マネーロンダリング」が行われます。逆に言うと、金品に関係する大掛かりな事件なら、「マネーロンダリング」が出来ないと犯罪を犯す意味がないのです。そんな「マネーロンダリング」について、詳しく調べてみました。

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マネーロンダリングの意味とは

「マネーロンダリング」の意味は以下の通りとなります。
(1)日本語訳「資金洗浄」。”laundering”には洗濯、アイロンかけ、合法的にする等の意味。
(2)薬物、脱税、粉飾決算などの犯罪で得た大量の資金は、資金の出処を不透明にしないと警察にバレてしまうので迂闊に使えない。複数の銀行口座で送金を繰り返すなど、犯罪で汚れた資金を綺麗にして正当だと見せる行為が「マネーロンダリング」。

かつては人々を騙し債権や株券購入、最近では仮想通貨振り込め詐欺などで、その背後で暗躍する犯罪グループとセットになっていたのが資金洗浄を意味する「マネーロンダリング」です。しかし、最近は犯罪グループだけでなく欧州の銀行や大企業なども、資金洗浄の疑惑が噴出し問題となっています。また、各国のカジノは「マネーロンダリングの温床」と危険視され、勝敗に関係なくいくらでもお金をコントロールできてしまうので、それがギャンブル勝負で儲けたのか、それとも犯罪行為によるものなのか判別が付き難い。他にも、租税回避を意味する「タックスヘイブン」も一種の「マネーロンダリング」であり、アマゾンなどの世界的大企業が法人税を支払わないのも合法的な脱税であり、限りなく「マネーロンダリング」に疑わしい行為である。この様に、ひと昔前なら完全なる犯罪グループが、犯罪行為で得た資金を日常で使えるように洗浄するものでしたが、最近はその垣根もなくなりつつあり、特に仮想通貨や大企業の税金逃れ(脱税)などは、巧妙であり事件性だけでなく足がかりすら、掴めないようになっています。

マネーロンダリングの由来

「マネーロンダリング」の由来は正確には判明していませんが、一説によると、1930年代のナチスドイツが略奪した金塊100トンがスイス銀行で洗浄され、これが大規模な意味では世界初とされています。

マネーロンダリングの文章・例文

例文1.マネーロンダリングに関する特集番組が今夜放送される。
例文2.マネーロンダリングは資金洗浄で、近年はより組織だって行われその背景には巨大グループが暗躍しているので、実態を掴む事は難しい。
例文3.マネーロンダリングの一部は、テロ組織などに流れているので各国の警察組織の活躍に期待したい。
例文4.最近はネットバンクや仮想通貨もあるので、マネーロンダリングの疑いある事件は増加傾向である。
例文5.北朝鮮、中東、中南米、アフリカなどはマネーロンダリング大国として有名だ。

「マネーロンダリング」の解説等の例文となります。

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マネーロンダリングの会話例

  • 世界中でマネーロンダリングが行われていると思っていいのかな?

  • 私たちが知らない、考えもしないだけで、実際には色んなところが関係してマネーロンダリングが行われているよ。

  • でも、それは犯罪組織だけしょう。巨大な麻薬密売組織とか?

  • そんな分かりやすい犯罪組織だけじゃなく、国自体が率先して行っているところもあると思う。だから、これだけ大掛かりで巨大な闇になっているんでしょう。

「マネーロンダリング」は世界中で行われていると警鐘を鳴らす二人の会話です。

マネーロンダリングの類義語

「マネーロンダリング」の類義語には、「金融犯罪」「学歴ロンダリング」などの言葉が挙げられます。

マネーロンダリングまとめ

「マネーロンダリング」は”資金洗浄”という意味で、要するに、犯罪組織が不正に得たお金をそのまま使用するのはリスクが高いので、一度複数口座に預け何度も送金を繰り返し迂回させてから戻す。他にも、証券化やカジノ経由、仮想通貨を利用するなど、その資金洗浄の手口は年々巧妙となり、事件化して捕まえるのは難しくなっています。また、直接的な意味では違いますが、脱税の枠組みとして、世界的な大企業の税金逃れや租税回避の「タックスヘイブン」も、今後は「マネーロンダリング」として摘発される恐れもあります。

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