「ホワイトハッカー」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ホワイトハッカー(White hacker)

「ホワイトハッカー」とは「コンピューターやプログラミングの高い知識を使って、国・企業などへのサイバー攻撃を防ぐ目的で活かす善良なハッカー」です。今や企業の情報管理だけでなく、自宅の玄関や窓の防犯から家族の健康管理までコンピューターやネットで管理されているのですから、それを悪用しようと思えばネットセキュリティの弱点などをついて何でも出来そうですよね。その為にはかなりのコンピューターやプログラミングのスキルは必要でしょうが、冷静になると実に恐怖を覚えるものです。しかし、そんな高度な能力を正しい事に使う人達もいて、「ホワイトハッカー」と呼ばれています。

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ホワイトハッカーの意味とは

「ホワイトハッカー」の意味は以下の通りとなります。
 (1)コンピューターシステムやネットワークの弱点を見つける高い技術「ハッキング」を使ったサイバー攻撃から国家や企業を守る善意のハッカーの呼び名。
 (2)国や企業にサイバー攻撃を悪意で仕掛ける「ブラックハッカー」に対して、善意から正義の味方として「ブラックハッカー」の脅威に対抗し防衛対策を実施し守る存在の人々。
 (3)「ホワイトハットハッカー」「善玉ハッカー」も同義。
”ホワイト”は英語表記「white」から「白」「白色」「白人」「道徳的に好ましい」、”ハッカー”は英語表記「hacker」から「コンピューターやネットワークに精通した人」「プログラムに詳しい人」で、コンピューターやプログラムの高い知識を好ましい事に使う人が「ホワイトハッカー」です。まず「ハッカー」とは漫画や映画などの印象から、企業などに不正アクセスをして情報入手するイメージがありますが、厳密には「ハッカー」は悪い言葉ではなく単に「コンピューターやプログラムの高い知識がある事」です。ですから、そのプログラミング能力を善良に使えば「ホワイトハッカー」、悪事に使えば「ブラックハッカー」や「クラッカー」と呼ばれます。しかし、本来は誤りですが「ハッカー」=「ブラックハッカー」として「企業などへ不正アクセスをして情報を盗み出す者」というイメージが定着しています。昨今はどんな政府機関や企業でも情報などをコンピューターで管理しているので、不正アクセスに長けている「ブラックハッカー」からするとこんなに便利で遣り甲斐のある世の中もありません。情報を盗み出すだけでなく、データ破壊やWebサイトの改ざんなど何でも可能ですが、このような迷惑・犯罪行為に対抗する善意のハッカーが「ホワイトハッカー」です。「ホワイトハッカー」は「ハッカー」としてのプログラミング能力を活かして国や企業を守るので、云わば「ブラックハッカー」の天敵ともなります。この「ホワイトハッカー」も漫画や映画などのイメージから部屋に閉じこもってパソコンを弄っているフリーター的な姿を想像しますが、実は正式な職業として「セキュリティエンジニア」という扱いで今や企業から引っ張りだこな存在となっています。給料も高く大変素晴らしい事ですが、サイバー攻撃に対処する為の高いスキルを求められ「ブラックハッカー」からクライアントを絶対に守る必要があるので、責任は重大です。

ホワイトハッカーの由来

「ホワイトハッカー」の由来として、「ハッカー」は鉈や斧で叩き切るという意味の「ハック」(hack)がITやコンピューターの界隈では「最小限の努力で最大限の効果を上げる」という意味で用いられ始めました。その後、コンピューターやプログラミング能力で企業などへの不正アクセスを「ハッキング」、その行為をする人を「ハッカー」と呼ぶ事もあるので、本来の正しい「ハッカー」との使い分けとしてアメリカの西部開拓時代(西部劇)では善良な主人公は白い帽子を被っていた事から善良なハッカーを「白帽子のハッカー」から「ホワイトハットハッカー」(white hat hacker)となり、日本では略して製英語「ホワイトハッカー」となりました。因みにネット上では2000年前後頃から使われ始め、現在は一つの職業としても認知されるほど浸透しています。

ホワイトハッカーの文章・例文

例文1.この国の正義を守るのは警察と検察とホワイトハッカーと言われると、どうも胡散臭く感じる。
例文2.ホワイトハッカーとは要するにエンジニアやプログラマーがスキルを正しく使う事である。
例文3.かつての政権がネット上で批判コメントなどを言葉狩りしたように、ホワイトハッカーも国を守るという名目で好き勝手するならそれこそブラックハッカーでしかない。
例文4.いくらネット時代とはいえ、どの漫画にドラマも犯人を確保するのに凄腕プログラマーがホワイトハッカーとして登場するが、大抵は学生気分が抜けないフリーターのような姿なのは絶対に偏見でしかないと思う。
例文5.息子が某IT系セキュリティ企業へ就職してホワイトハッカーを生業にすると知って、急いで自室の秘密コレクションデータを処分したが、それでもこの部屋を盗聴・盗撮しているのではという被害妄想が止まらずもう誰も信用できなくなった。
「ホワイトハッカー」を使った例文となります。

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ホワイトハッカーの会話例

  • 駅ビルへ久しぶりに行ったら、もう寂しくなるぐらい閑散としていて…。もう買い物客も歩いていないんだよ。

  • うーん。残念だけど高いお金を出してまで、態々買いに行かないのよ。だって、欲しいのはネットで安く買えるしね。

  • 俺はそれだけが原因じゃないと思うんだよ。外にはオラついた輩がいて、取り締まる私服警官、それをネットで監視するハッカーぐらいしかいないから、トラブルを避けたいんだよ。

  • 随分と極端で偏った意見ね。でも近い将来はトラブルバスターがホワイトハッカーのような人たちになるかもね。あちこちに防犯カメラがあって、その動画映像が証拠になるのでホワイトハッカーがデータを守るって感じ。

不景気と便利な世の中についての会話となります。

ホワイトハッカーの類義語

「ホワイトハッカー」の類義語には「正義のハッカー」「ホワイトハット」などの言葉が挙げられます。

ホワイトハッカーの対義語

「ホワイトハッカー」の対義語には「ハッカー」「ブラックハッカー」「ブラックハットハッカー」「クラッカー」「クラッキング」「ハーダー」「スクリプトキディ」「サイバーテロリスト」「コンピューター破り」「情報テロリスト」「サイバーパンク」などの言葉が挙げられます。

ホワイトハッカーまとめ

コンピューターやプログラミングの高い能力を国や企業の守る為に使う人が「ホワイトハッカー」です。また、対義語である「ブラックハッカー」は国や企業へサイバー攻撃を行う側なので、それらの脅威を取り除くように善良な行動を取るハッカーや職業の人ともなります。昨今のネット社会は大変便利ですが、サイバー攻撃も複雑で巧妙になっているので「ホワイトハッカー」の需要は年々高まっています。

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