「ブショネ」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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ブショネ(Bouchonee)

「ブショネ」とは「コルクのカビが原因で起こるワインの品質劣化による不快な臭い」です。ワインの醍醐味といえば成熟な香りとブドウ果実からの甘味ですが、それを台無しにする憎き存在がコルクのカビです。コルクのカビがワインの芳醇な香りをカビ臭に変えてしまい、楽しみにしていたワインを飲む気持ちが一気にトーンダウンするのです。

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ブショネの意味とは

「ブショネ」の意味は以下の通りとなります。
 (1)ワインのコルクが原因によって起こるコルク臭やカビ臭がする品質不良。
 (2)フランス語「bouchonne」から、カビなどに汚染されたコルクによってワインが劣化する事。
「ブショネ」はフランス語「bouchonne」で直訳すると「コルクが臭い」「コルクの臭い」となり、それがワイン用語では「コルク臭」としてワインの品質不良となります。要するにワインのコルクを抜いた際に、通常のワインでは考えられない不快なカビの臭いをするのが「ブショネ」です。ですから、ソムリエがコルクを抜いた後に匂いを嗅ぐのは、「ブショネ」の確認をする行為という事だったのです。原因としては、コルク栓は木の樹脂を材料としているのでかつては漂白に塩素などを使用し、これが長い年月によって細菌と反応してカビになってしまう場合が意外に多いのです。特にワインの場合は昔のワインほど熟成されたとして高級品になる場合も多く、結果的には数%前後が「ブショネ」になるとも言われています。よって、コルクのカビが原因でワインから不快な臭いがしたり、味そのものが不味くなってしまう現象が「ブショネ」です。

ブショネの由来

「ブショネ」の由来はフランス語でコルク栓などを意味する「bouchon」(ブション)となります。

ブショネの文章・例文

例文1.友人への誕生日プレゼントに高級ワインをプレゼントしたが、もしかしてブショネに当たったのではと心配になってきた。
例文2.ブショネになるかも知れないワインよりも、PBの激安発泡酒の方が気楽に飲めて自分には合っている。
例文3.芳醇なブドウの香りにどの様なカビ臭さがするのかブショネを一度は体感してみたいものだ。
例文4.ブショネ対策としては、別容器に入れ換えるとカビ臭さが取れる場合もあるそうだ。
例文5.泥酔状態の知人にブショネのワインを飲ませたが、美味しいとご機嫌で笑ってしまった。
「ブショネ」を使った例文となります。

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ブショネの会話例

  • これが噂の高級ワインか。どれ、最初の一杯を飲んで…。ん、これって…。

  • ちょっと私にもワイン瓶を貸して…。カビ臭い、カビ臭いね。もしかして、ブショネなの?

  • 絶対にそうだよ。これがブショネだ。そうだ、スマホで撮影しないと。

  • じゃあ、ブショネでも気にせずワインを飲む男で、動画サイトにアップしよう。

カビ臭いワイン「ブショネ」でも気にしない二人という内容です。

ブショネの類義語

「ブショネ」の類義語には、「ブレット」「欠陥臭」「還元臭」「オフフレーヴァー」などの言葉が挙げられます。

ブショネの対義語

「ブショネ」の対義語には、良い香りとして「アロマ」「ブーケ」などの言葉が挙げられます。

ブショネまとめ

「ブショネ」は古いコルクが起こすワイン劣化で、コルクにカビが発生すると不快な臭いがワインにも悪影響を及ぼします。ですからそんなカビ臭いワインが「ブショネ」で、最近は高品質のコルクが使用されるなど対策もされていますが、昔のワインなどでは「ブショネ」になる可能性が高いのも事実です。

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