フィクサー(fixer)

フィクサーと聞くと、かなりネガティブな印象を受ける方が多いかもしれません。日本だと財界、政界、外交などの面で表に出ずに暗躍して、事件や問題を表に出ない様にもみ消したり、解決させるというイメージがあり、駆け引きが苦手な日本人の気質とはマッチしておらず、日本社会にこの言葉が広がった経緯も含めていい印象は持たれていない言葉と言えるかもしれません。

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フィクサーの意味とは

フィクサーは英語だと「fixer」と表記します。直訳をすると物事を取り付ける人、仲介者、調停者、定着剤などという意味があげられます。日本で使われてるフィクサーは仲介者や調停者の意味合いが強いと言えるでしょう。

フィクサーの由来

フィクサーが日本で使われる様になった由来は、1976年の大規模汚職事件である「ロッキード事件」で政治家の陰に隠れて暗躍する人物の存在が取り上げられる事になり、マスコミの注目を集めた事で一気にフィクサーという言葉が日本国内に浸透していったと言われています。またロッキード事件では総理大臣の経験もあるがフィクサーと刎頚の友(ふんけいのとも)であり、癒着や利益供与が指摘されており、日本国内に政治不信を招く大きな原因となった事件でもありました。

フィクサーの文章・例文

フィクサーの実際の使われ方を確認しましょう。
例文1.フィクサーが裏社会を牛耳っている
例文2.大物フィクサーには政治家も歯向かえない
例文3.フィクサーに問題解決の為の買収を依頼する
例文4.ロッキード事件は大物フィクサーの暗躍があったと言われている
例文5.フィクサーは決して表には出たがらない
外国でフィクサーは企業や政治、外交において非常に重要な役割を担うと認識されていますが、日本の場合ですと私腹を肥やしている権力者の様な捉え方が大半と言えるかもしれません。

フィクサー類義語

フィクサー類義語としては、「黒幕」「斡旋者」「ブローカー」「政商」「キングメーカー」などがあげられるでしょう。

フィクサーのまとめ

情報社会の発達によって、昔よりも情報開示が進んでおり、日本の財界・政界・外交においてはロッキード事件当時の様な大物フィクサーは日本には現在いないと言われています。

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