「ゼロ死」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

ゼロ死(ぜろし)

あなたは「ゼロ死」という言葉をご存知ですか?「終活」と同じように近年になって新しく生まれた死に対する考え方の1つです。葬式を行い、火葬をして遺骨を墓に埋葬するといった通常の儀式に比べ、ゼロ死を選択する人が増えているようです。今回は「ゼロ死」という言葉の意味や由来について詳しくご紹介をしていきたいと思います。

[adstext]
[ads]

ゼロ死の意味とは

「ゼロ死」とは、亡くなった際に、葬式や墓石の購入といった死に関わる儀式を一切行わずに省略することを意味する言葉です。
通常、亡くなった際には葬式を行い、火葬をすることが一般的ですが、こうした儀式を省略し、火葬場でそのまま焼骨をしたり散骨や樹木葬などが「ゼロ死」にあたります。

ゼロ死の由来

「ゼロ死」とは、2000年代以降に生まれた考え方です。
従来ならば、人が亡くなった際には葬儀を行い火葬をし、遺骨を墓地に埋葬することで故人を弔うという考え方が強い傾向にありましたが、近年では、残された遺族や親族に迷惑をかけずに死んでいくという考え方が広まり、「終活」や「ゼロ死」という概念が生まれたと考えられています。
ゼロ死の1番のメリットは、費用面の負担を抑えることができるという点です。
しかし、ゼロ死は亡くなる前に家族でしっかりと話し合いをすることが重要です。
特に、一度手放したら二度と戻らないような「散骨」は、後々お墓を立てた際に後悔することもあります。
そのほかにも葬儀面で親族間でトラブルに発展するようなケースもゼロではないため、入念な話し合いをしたうえでゼロ死を決断することが望ましいでしょう。

ゼロ死の文章・例文

例文1.入院などでかなりの出費をかけてしまっているので、費用面を抑えるべく、ゼロ死を希望することを家族に伝えた。
例文2.自分の墓を持たず、散骨や樹木葬といったゼロ死の人気が年々高まっているようだ。
例文3.父のエンディングノートにはゼロ死のことについても記されていた。
例文4.ゼロ死の中でも、火葬後の遺骨の取り扱いをすべて火葬場に任せるというケースも増えている。
例文5.葬儀や墓石の値段は残された家族にとって大きな負担となることもあるため、ゼロ死を検討する人が増えている。
死後の故人の扱い方が年々多様化し、変化していっています。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

ゼロ死の会話例

  • この前、おじいちゃんの遺骨を散骨してきたよ。

  • へえ、あなたのおじいちゃんゼロ死だったんだね。

  • うん。生きてる間はずっと「葬式も墓もいらない」って言っててさ。

  • そういう人が今後も増えていきそうね。

生前の意思表示は残された遺族にとって非常に重要となります。

ゼロ死の類義語

「ゼロ死」と関連する言葉には「終活」「散骨」「樹木葬」などがあります。

ゼロ死まとめ

今回は「ゼロ死」という言葉について詳しくご紹介しました。
少子高齢化の影響で、死に対する考え方が昔とは変わりつつあります。こうした考え方は、生きている間にしっかりと遺族や親族に伝えることが最も大切なことだと言えるでしょう。
また、終活やゼロ死といった考え方のほかにも、今後、死に対する新たな概念が生まれてくるかもしれません。

最新の記事はこちらから